御礼

午前中はスタジオにてLOSTAGEアルバム制作準備、こないだスタジオで合わせたけどいまいちだと思っていた曲が後で聴き直してみたら意外といい感じだったのでその曲を少し詰める。演奏していて、歌っていていい感じとそれを聴いていい感じなのは温度差があるというか、やっている時は実感がなくても聴く分にはちょうどいいみたいなことが結構ある。やりっ放しにせず、途中で諦めずに最後まで丁寧に作ればいいものに仕上がるっていうのはなんでもそうかもしれない。


Wilco - Muzzle of bees (Burn to shine 02: Chicago, IL)

スタジオで拓人が参考にと観せてくれた動画。今作っている曲、このくらいの歌の感じでやりたいがすごく難しい。改めて観たけど、このシリーズはどのバンドもめっちゃいいな。

 

スタジオ作業後、ホームセンターに買い出しに行ってからTHROAT RECORDS出勤。

 

昨日オンラインショップにアップした商品がいい感じで売れて今日は1日発送作業、来客もぼちぼちあって忙しく過ごした。発送は伝票記入から商品梱包、同梱するメッセージの封入まで自分でやっている。手間はかかるが商品以外にも何かが届くような気がするのでここは手を抜けない。

伝票に送り先の住所を記入しながら、梱包作業をやりながら改めて思う。全国各地からオーダーがあって、注文をくれた人達がどんな人なのかはわからないが、その人達の普段の暮らしなんかを想像する。きっかけが無ければ気にとめることもなかったであろう人々の暮らしや生活が間違いなく世のどこかにあり、大したことじゃないかもしれないがそれに関わるのが自分の仕事だ。こうやって関わった皆のおかげで自分は今もまだ好きなことを仕事にすることが出来てると思うと感謝しかない。商品を丁寧に届けることや自分の作った音楽、その他活動が皆の何かの足しになればと切に思う。

 

いつもありがとうございます。

 

BGM : TOOL / Fear Inoculum

話題になっていたので試聴していた、聴くのにすごくエネルギーの要る音楽だ。

派手な物販など

出勤して店で作業しているとAge Factoryエイスケ来店、お互いの近況報告会。そこへ佐川急便、荷物到着。注文していたグッズがいくつか届く。

 

自分で作っておいてなんだが、想像の斜め上をいく派手さだった。

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知らない奴なら出来れば関わりたくない。人でも殺してきたような目つきと私物のネックレスのパンチが効いている。今日はこれから東京へライブに行くそうだ。

 

あまり売れる気がしないが、たまにはこういうのもいいかもしれない。

 

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他にもトートバッグやTシャツも再入荷あったので、よかったら見ていってください。

http://throatrecords.ocnk.net/

いつもすぐ売り切れるが、飛ぶように売れてるというわけではなく毎回数をあまり作っていないからで、大量の在庫をキープするスペースがない。売れたらまた作って、作ったら売って、それの繰り返し。地味な作業だが、物を作るのは楽しい。

 

 

KOOZIE

 

夏が終わりかけている。

今日も朝からスタジオいってメンバー3人で作業、なんとなくいい感じの曲になるかもと思ってやり始めたセッションがあまり上手くいかず、ちょっと中途半端な感じ。そういう日もある。上手くいく日だけが積み重なって作品が出来上がるわけではない、きっと。そう思わないとやっていられない。

スタジオ作業後、THROAT RECORDS出勤。大雨が降っている。憂鬱な気分で開店準備をしているとクロネコヤマト配送、店のグッズで作ったKOOZIEが届いた。

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THROAT RECORDS KOOZIE (PINK/BLUE/BLACK/CAMO)

説明にも書いてあるが、正直これでどのくらい飲み物が保冷/保温されるのかはわからない。付けないよりは多分マシくらいの感じだろう。夏の野外イベントで云々書いているが、夏は終わりかけている。今の時期、一番要らないものを作ってしまったのかもしれないが、まあいい。腐るものでもないし、可愛いので気に入ってる。お土産やプレゼントなんかに是非。

http://throatrecords.ocnk.net/product/147

オンラインショップ、明日か明後日くらいにキャップとかTシャツとか売り切れてたのがちょっと再入荷される予定。

 

 

BGM : THE NEWEST MODEL / SOUL SURVIVOR

こないだ店で仕事していたら中川さんにすごく似たお客さんが来店されて、買い物していってくれた。後で気になってネットで画像検索したらさっき来店されたお客さんと同じTシャツを着た写真があった。本人だった。お客さんと店員という立場で少し会計時に言葉を交わしただけだったが、雰囲気もレコードの買い方もカッコよかった。帰り際に最近の中古レコードショップはどう?と店のことを気にしてくれ、最後に頑張ってな〜と声をかけてくれた。最近店が暇な日が続いててモヤモヤしてたけど店もっと頑張ろうと思った。

 

 

アルバム制作進捗状況

5月末からLOSTAGEのライブがない。これだけの期間ライブを全くやらないのは今の3人編成にメンバーが変わった時ぶりじゃなかろうか。新体制で活動を続けていくために必死でアルバムを作っていたように思う。2009年秋〜2010年春の期間、もうすぐ10年経つ。あの頃に比べたら今はそんなに必死でアルバムを作っている感じはしない。いいのか悪いのかはわからないが、あの頃とは音楽やバンドに対する考え方も随分変わった。

やり続けないといけない理由も義務もない。見当たらない、思い浮かばない。それでもまたこうやってアルバムを作ろうとするのは、まだもっといい音楽を作ることが出来るというなんの根拠のない自信があるからだ。過去の自分を超えていく、挑戦する気持ちだけ。生き甲斐といってもいいかもしれない。世間の評価とか世の中の流行とかそういったものとは無関係のもの、とはいえ何からも全く無関係の点で成立する存在も意味もありえない。無関係という関係、距離感。個に向かうエネルギーみたいなものをテーマにした内容になって欲しいなと漠然と思っている。

自分で書いていてもほとんど意味がわからないが、言葉にしようとするとそういうことなのだと思う。別に難しいことを言いたいわけではない、なんとなくそういうフィーリングで作業している。説明出来ないものが音楽になってどこかへ飛んでいけばいい。

先週もベーシスト堀を加えた4人と録音エンジニア/PAのKCくんとで集まって収録予定曲のアレンジを詰めていた。スタジオ作業は和気藹々としていたし、集まってああだこうだと言っている時間は楽しい。それぞれにある程度の経験もスキルもあり、安心して一緒に作業出来る。恵まれている。

少しづつアルバム全体のイメージや収録候補曲が形になってきたので、録音日程なども皆でアイデアを出し合って決める。今回は、前作もそうだったが、年内に収録曲の半分を録音しその後ダビングやミックス作業に取り掛かり、年が開けてからそれと並行して後半のレコーディング作業に取り掛かる予定。前半の録音予定曲を選びながら今は歌詞を書いている。

同時進行でアルバム発売に伴うツアーの段取りと、CD/レコードのジャケットのイメージ作りや打ち合わせなど。少しづつだが、目的に近づいていっている。いよいよ始まった実感が湧いてきたところだ。

メンバーといる時間、演奏をしている時間、楽器を触っている時間、全てが制作の一部であり、同じように1人でいる時間や店で働いている時間も制作の一部だ。日々の暮らし、とても個人的なことや自分にしかわからないようなことを音楽や、もっといえば世界の大きな流れの中に置いていく。道で通り過ぎるどこの誰とも知らない人の顔や、そこらへんに転がってる石ころと同じだ。あってもなくてもいい。なくなっていても誰も気づかないようなものでも、それがきっとこの世界に奥行きを生む。

 

今回のアルバム制作にベースで参加してくれている堀のやっているAYNIW TEPOが先日彼らのアルバムリリースのツアーファイナルのライブ映像を公開した。


AYNIW TEPO (アイニウ テポ) - "Regal Song" Live at Pangea

 

バンドの形態は全然違うし、俺達と同じで奴もものすごいバカだが、音楽は最高。制作もライブも楽しみだ。

 

 

BGM : Bryony Jarman-Pinto / Cage And Aviary

最近レコード買ってよく聴いてる、とても丁寧に作られていて何度聴いても飽きないし、小さな音で鳴っていてもリラックスして聴けていい。

 

 

 

増子くん

ここ何日かの奈良、日中ゲリラ豪雨のような突然の大雨が続いている。昨日もそうだった。

日の沈む少し前くらいの時間、急に土砂降りの雨になった。そのせいかTHROAT RECORDSは来客なし。ええ!これは雨のせいなのか!!このまま開けてても誰も来なさそうだしもう閉めたろかな、そう思って店の前に雨の様子を伺いに出たら、たまたまそのタイミングで同郷奈良Age Factoryのドラマー増子くんがそこに通りかかった。どこかに出かけた帰りだったようだ。最近、増子くんとよく道で会う、すれ違う。路上。

ストリートファッションとかストリートミュージックとかいうものがある。いや、あるようだ。多分東京とか大都市の話だろう。この街の路上にそんなものはない。どこから来たのかわからないが大量の観光客と暇そうなヤンキーと鹿がいるだけだ。憧れのストリートカルチャー。俺が路上で会うのは近所の店の人か自治会長か増子くんくらいしかいない。自治会長は相変わらず何を言っているのかわからないし、増子くんは酷い雨の中ズボンをグショグショに濡らしていた。

そういえば最近公開されたAge Factoryの新曲、ゲリラ豪雨みたいだったな。

youtu.be

世代的なものもあると思うけど、この辺の音の感触がする。時代は回っているのだ。


Refused - New Noise HD


PJ Harvey - Dress - HD Live (V Festival 2003)

 

 

誰か雨宿りしにでも入ってこないかなとか思いながら誰も来ない店で1人でいる時間は結構好きだ、ただ雨降りは客足に悪影響なので困る。

 

 Age Factory増子の日記

http://shiromachi15.hatenablog.com/

 

再結成

特別何か嫌なことがあったわけでもなく、またその逆にいいことがあったわけでもなく、酒を飲んで酔っ払いながら昨夜書いた自分のTwitterのことを思い返している。よくあるやつだ。自分が真夜中に書き込むSNSは大体そんなのばかりで、人並みにウンザリしてきてはいる。日常。

バンドの再結成のこととか。再結成っていつ聞いても心がザワザワする、なんでだ。

想像してみる、自分のバンドが再結成するところを。もしその時が来たら自分はどんな気持ちになるだろうか、経験のないものは想像するのが難しい。再結成の前には必ず解散がある。生まれてこなかったものは死ねない、必ずある。それ故その更に前、必ずあるのが結成だ。猿でもわかる。

バンドの結成、あの時自分はどんな気持ちでいただろう。思い出してみる。メンバーに声をかけ、好きな音楽やこれからやりたいことなんかの展望を話しあったりする。多分、なんとなく、いつの間にか、忘れていた気持ちだ。これは幸い自分にも経験がある。ぼんやりと思い出す。恥ずかしくて、楽しくて、不安で、嬉しくて、とか。色々混ざっていたっけな。どこかこそばゆい気持ちになるのは、今もまだ自分がその時に見た未来の景色の中にいるからで、区切ることが出来れば消え去っていくただの思い出なのかもしれない。

解散、する予定は今のところない。終わりを選択しなければいけない理由?なんでもいい、毎日そこらじゅうに理由なんか転がっている。深刻なものから他愛のないもの。想像してみる。悲しくて涙を流したりするんだろうか、それとも何かから解放されて清々しい気持ちになったりするのか。日々の暮らしの中で出会うたくさんの終わり。人生っちゃそういうもん、まだ40年かそこらしか生きていないがそんくらいのことはわかる。

その時々に抱く悲しさや寂しさの感情からはずっと逃げられない。もちろんそれだけの生命活動じゃない、喜怒哀楽のスパイスを振りかけて毎日飯を食い糞をして暮らしている。そうしてずっと歩いたり走ったりしてきたら、ある日突然追いつかれ、そして追い越されてしまったような。タイムトラベル!みたいなそんな感じ。

ここまで書いてはみたが、この気持ち整理出来そうもない。そのための経験も時間も自分にはない。その前に他にやることがあった。新曲を作れ、そして歌詞を書け俺。メンバーが待っている。

 昨日は日曜日なのに店の来客がほとんどなく死ぬほど暇だった。多分みんなナンバーガールのライブに行ってたんだろうな、人類は。

 誰も来ない店でガーディアンズオブギャラクシーを観た。ガーディアンズの仲間達が結束するシーン、アライグマのロケットの台詞「お前らといると気持ちがクサクサする! 」そう言いながら草むらを蹴っていた。クサクサってどういう感情だ?わからないが俺も草むら蹴りたい。

 

こってり

昨夜、仕事が終わってから天一のラーメンが食べたくなり近鉄奈良駅の近くにある天下一品東向店に行ってみたところ盆であるからか営業が早めに終了していた。

ラーメンの口になっていたのでその足で近くの王将へ、連れがコッテリラーメンを注文していたので少しもらって食べたところ、これじゃないんだよな感がすごかった。天一のラーメンはやはりラーメンではない何か別のジャンルの食べ物だ、進化したラーメン。無性に食べたくなる時があるのは何か中毒性のある物質があのスープに含まれているのかもしれない。[ 天一 スープ レシピ ]とかで検索するとあのスープに似たものを作ろうとしている人達の試行錯誤がわかる。

王将が悪いわけではない、天一が食べたかっただけだ。今日の昼はスタジオでLOSTAGE作業後にリベンジ、天下一品東向店でスープライスセットを食べた。

今もまだ胃が少しもたれているが、満足している。

 

 

BGM : Sleater Kinney / Can I Go On

新しいアルバムがもう出るっぽい、St.Vincentがプロデュースしてるそうだ。先に出たこの曲だけ聴いてるが自分の好きなSleater Kinneyの音とちょっと違うかもしれない。アルバム買ってみないとわからないが。豪華盤の方のレコードにしようか通常盤にしようか迷っている。