ユアナンバーカード

アルバムのプラケースに貼り付けるシール素材が納品されたので、ナンバリングマシンで番号を打つ。目標はデカい方がいいと思うので、3000番まで打つ。

自分が買ったものに番号が振ってあったら、それを見た人はどう思うだろう。

一つしかないものを手に入れた特別感を得られるかもしれないし、数字という割り切ったタグ付けにガッカリする人もいるかもしれない。手に取ったCDの番号で、同じようにそれを手に取った人がその時点でどのくらい存在するのかが確認され、ツアーが進んで行くに連れてその数字が増えていくのは(増えていかないのは)、生々しく残酷でもある。

開かれた世界にある音楽の再生回数と閉じられた世界にあるラベルのナンバリング、何が違うというのか。ツアーが全部終わったら何かわかるかもしれないな。