日曜日の仕事

午前中からレコード出張買取。店の近くだったが、数が多かったので車にて引取。500枚弱、中古レコード屋は肉体労働である。

 

店にもどって検盤と査定をしようと思ったら冷蔵庫の調子が悪そうだったのでメンテナンス。店の隅に置いてあった冷蔵庫を引っ張り出して裏側をチェックしたら内部の排水トレーが経年とタンクの熱で劣化し破損していた。昔コーヒーメーカーの修理に使った耐熱のチューブがあったので、それを使って排水を外に引っ張れるように改造。とりあえずなんとかなったが、そろそろ寿命なのかもしれない。10年も使っていると調子が悪くなったり壊れたりする、仕方がない。

ついでに10年動かしていなかった什器も移動させて掃除、床と壁の境目に亀裂が入っていた。築何年か知らないがこの建物も相当古い、要メンテナンスである。とりあえずパテで隅を埋めてからワックスでコーティングしておいた。レコード屋というか今日は工務店の仕事をやっていたような気がする。

ひと段落したので、その後引き取ってきたレコードのチェック。聴いたことのない盤がたくさんあった。PCや携帯で音楽を聴いていると好みの音楽をどんどんレコメンドしてくる、流石によく出来たもので聴いてみると大体好きな感じである。ただ、驚くような発見や出会いがない。このまま受け身の音楽体験を続けていると一生好みの音楽を聴くだけの人生で終わるような気がする。少し前の日記にも書いたがコスパだけを重視して毎日生活していると無駄のない合理的な暮らしを手に入れられるが、それ故に余白がなく味気ない暮らしを送ることになる。数値化できない縁というものにはまだ拘って生きていきたいものだ。

今日は日曜日だったのに来客はほとんどなく、かといって暇でもなく、1日仕事に追われていた。そういう日もある。

 

 

Ann Peebles / Part Time Love

最高だな。


www.youtube.com

 

 

収穫

ピーマンを収穫し、調理して食べた。家族も美味しいと言っていた。

最近よく思うのは食べ物の味は味自体の良し悪しもあるが、どこで誰とどのように食べるか、もっといえば食べるまでの物語なんかもあったほうが美味しく感じる。美味しいと美味しく感じるの差は難しいが、美味しいも美味しく感じるもどちらも満たされていた方がいい。音楽もそれ自体の良し悪しと、それに加えて良く聴こえる状況や物語があるとより楽しめたりするものだ。人間の味覚も聴覚もいい加減なものである。本質は何かを考えることも大事だが、感覚的にカジュアルに楽しめる余裕も持っていたい。

 

午後から出勤。天気が良い。

 

THROAT RECORDSのホームページもバンドのオフィシャルと同様リニューアルするために準備など。今年で10年になるのに今更という気もするが、あと20年くらいは頑張らないといけない。先のことはわからないが。

 

 

 

ピーマンとキュウリと

横浜のライブを終えて、そのまま奈良戻り。早朝6時自宅到着。天気が良かったので風呂に入った後、庭先で育てているピーマンとキュウリを眺めていた。ピーマンはそろそろ食べられそう、キュウリはまだ小さい。最近植物達の成長著しく、しばらく家をあけて帰ってくると別の生き物のようになっている。

ライブの感想など日記に書こう書こうといつも思うが、ライブ直後の気持ちの昂りは帰ってくると落ち着いているので中々文章にすることが出来ない。ライブはライブなので、その日の出来事を記録しておく必要はそもそもない気もするが。

今日は午前中によく行く園芸店からお願いしていたスモークツリーが入荷されたと連絡があり、引き取りに行ってきた。ついでに青柳とカラテアも購入。鉢物を増やし過ぎている気もするが、毎日飽きなくていい。

午後から店にて事務作業。

労働意欲はあるが、身体が疲れているようなので早めに帰ってゆっくりする。休日のような休日でないような。

 

準備など

明日は横浜でライブなのでその準備など、あとホームページのレイアウトなどを微調整していたら一日が終わった。

 

明日は早起きして横浜へ、スパルタローカルズとツーマン。コロナで何度も延期や中止を繰り返していた、因縁の対決。

 

横浜の皆さま、よろしくどうぞ。

 

 

umimiru

先週末の岡山hoshioto'22、現地に昼過ぎに到着して出演者受付を済ませてから昼食のケータリングにといただいた飲食チケットでまぜそばを食べている時に近くのステージで演奏していた岡山のバンドumimiru。YouTubeだとちょっと伝わりにくいかもしれないが飲食出店エリア横の小さなステージで熱い演奏を繰り広げていた。

メインステージに比べると機材も小規模で外に出る音にも限界がある。フェスにはよくあるステージの規模の差は出演する側としては色々と思うところもあるが、全部のステージを同じような規模感や音質に揃えるのは現実的ではない。会場の制約や予算やその他様々な事情があってのことなので。ステージの上にある音楽は全て対等で、有名無名関わらず同じ音楽だ。わかりにくいが、大事なことだ。本当はメインステージも出演順の大トリもクソもない。

自分が沢山のバンドの出演するフェスやサーキットに参加する時に、ステージの規模や出演時間帯など気になることもあるが、どこでどんな時間に演奏しても同じテンションでやれるかどうかというのは結構難しいことである。ライブハウスでリハーサルから徐々に本番に向けて温度調整していくのとは勝手が違ったりする。 自分にそれが出来ているかどうかはわからないが、リハ無しの大型イベントで演奏するときは毎度そんなことを考えている。

たまたま一度観ただけで偉そうに言うのもなんだが、umimiruのライブは小さなステージの後ろにいつもやってるライブハウスのステージが立ち上がってくるような、いい演奏だった。またどこかのライブハウスで観てみたい。

 

 

https://lostage.co/

週末は金曜日に名古屋ブラジルコーヒーへ弾き語りソロ、翌日土曜は岡山のhoshioto'22へ6人編成のLOSTAGEで出演。結構な移動距離だったので疲れたが、濃い週末となった。ライブの内容に関しては現地で居合わせた人達の感想に委ねることにしよう。

 

今日は先日の名古屋ライブの時にzirconium長谷川さんから道中の移動車内で教えてもらったNotionというやつでLOSTAGEのオフィシャルウェブサイトをリニューアル。長谷川さん曰くWordPressを今から勉強するのはもう遅いらしい。詳しいことはわからないが、時代は変わる。それにしても最近はこんなことも個人でサクッと短時間でやれるようになり、便利である。今までのTumblrが使いにくかったので、これからはこっちを情報発信の拠点にしていこうと思う。

 

そうういえば、最近見たこんなニュースがあった

 

cakes終了発表 記事はどうなる? - Yahoo!ニュース

 

いくら便利なプラットフォームでもある日突然なくなったり、使い勝手が変わってしまったり、それに代わる何かが現れたり。安定して在り続けるということがなかなか難しくなってしまったのかもしれない。イノベーションという言葉をよく耳にするようになったが、イノベーションと安定した世界は相性が悪い。イノベーター達は世界に刺激を与え、それを拡張する。innovationとdestruction、革命家とテロリスト、更新と破壊は紙一重だ。日々生まれるアイデアが過去を刷新し、塗り替えられた時代に適応することに慣れておかないとすぐに置き去りにされてしまう。その先に打ち出される持続可能性や脱成長のスローガンもなんだか空しく、空回っている。めんどくさい世の中だ。

 

とにかく、これで少しはマシになったと思う。LOSTAGEのホームページ。

 

よろしくどうぞ。

 

https://lostage.co/

 

 

15年以上育てているパキラの樹形が悪くなってきたので思い切って春に強剪定したものが勢いよく芽吹いていた。サイズの割に長い付き合いだが、枯れ枝のように突っ立っていた鉢でこれからまた元気に葉を広げてくれると思うと嬉しい。

 

名古屋金山ブラジルコーヒーに到着して機材と物販を搬入している時にちょうど店内で好きな曲が流れていた。1日が良い日になる予感がした。Theo ParrishとAndrew AshongのFlowers、なんともいえない気持ちの良い曲。