18/02/10 絵に描いた餅

今日は土曜日で店をオープンしてから来客が続き、話をしていたら1日が終わっていた。ありがたいことだ。

昨日来店してくれた地元奈良県桜井市の後輩と[ビットコイン]という最近よく耳にする仮想通貨の話題になった。全く詳しくないので説明を聞いてもいまいちピンとこなかった。絵に描いた餅を毎日変わる相場で売り買いしているようなものだろうか。後輩のSは最近それが盗まれたらしい。一体どういうことだろう。存在しないものが盗まれる、世の中ここまで来たか!という感じである。株や為替のように最近では個人に投資するサービスなんかもあるみたいだ。投資された個人は競馬場を走る馬のような気持ちで生きていかなくてはいけないのではないか、そんなことを考えた。
誰だって楽して金を稼ぎたい、今あるお金がうまくいけば勝手に増えるとしたら夢のような話だ。資産運用をやりくりしてお金を稼いでいる人は多分そんなに楽をしていないのではないか、情報を集めたり日々の相場変動を確認したり、忙しくしているのだと思う。楽して金儲けしようとしている者にとってはある種のギャンブルのようなものだろうか。そもそも日々の暮らしがギャンブルのような気もしないでもない、何事も勝つためには地道な積み重ねが必要だと思う。


今日はライブによく来てくれるお客さんとゆっくり話す機会があった。話の中で「ライブでいつも同じお客さんが最前列を陣取っている状況のことをどう思うか」という質問があった。いつも来てくれてありがとうございます、という気持ちだと思う。また同じ人がいつもの場所にいるな、という思いもないわけではない。思いというかその人がそこにいるという事実の確認である。ツアー先などでも遠征し、いつも同じ人がステージ前を陣取っていることがあったとしても、ほとんどの場合ありがたいことだなと思うだけだ。マナーの悪い人がその中にいたとしたら、それはいい気分はしないと思うけれどそれは個人のマナーの問題だ。
どこか遠くのライブ会場にツアーで行き、いつもいるお客さんが最前列を占拠していたとしても、チケットを早い段階で手に入れ、決して安くはない交通費や宿泊費用を支払ってそこにいる人のことを迷惑に思ったりすることはない。各地ライブハウスの地元のお客さん達が見やすい場所で見られるようにという出演者の思いなどもあるとは思うが、それはそうなるように何かしらの方法で運営側が予め手配すればいいのだと思う。チケットを購入してライブ会場にいるお客さんにはまず「ご来場ありがとうございます」という気持ちだ。何かマナーの悪いお客さんがいたとしたら「ご来場ありがとうございます、ただマナーが悪いのでやめてください」ということだと思う。とここまで真面目に考えて、そもそも自分のライブがそれで問題が発生するほど普段混んでいないことを思い出した。杞憂である。まず、そんなことを考える前に他にやることがある。


今年の5月に過去最大キャパのライブハウスでLOSTAGEワンマンライブがある、5月20日渋谷のO-EASTだ。現時点で前売りチケットはまだそんなに売れていないが、仮想の来場者で頭の中は一杯である。


何卒みなさま、よろしくお願いします。