LOSTAGE In Dreams

先日、今度新しく出すアルバムの売り方についてこんな感じで発売しようと思ってるっていうのをブログに書いたら思ってたよりたくさんの人から反応がありました。
正直売り方というかやり方はそんな特別変わった方法だと思ってなかったので少しびっくりして、単に原点回帰ってくらいの感じかもなと思ってたので。攻めるねとか無茶するねとか言われたりして笑。このアルバムのリリースに纏わるLOSTAGEの選択を応援してくれる人もたくさんいてありがたかったです。ありがとうございます。まだ発売になってないので、勢いよく啖呵切ったけどもどうなるかはわからないっていうのが正直なとこですね。

どっちかというとこのやり方で今回やってみて、実感としてわかることが多分あるんでそれ踏まえてこれからどうするかっていうのが一番デカイなって思います。その次のリリースの方法とか、バンドの活動の仕方とか。いろいろですね。

そいで、当たり前なんですけど事前プロモーションとかMV作ったりとかないから、当たり前過ぎてアレなんすけどどんな内容のアルバムなのかっていうのが全くわからないまま発売する感じになってて。ライブでは結構収録曲の演奏もあるので聴いたことある人は聴いたことある曲が収録されてるし、ただ全体的なアルバムの作品内容ってちょっとわかりにくいかもなって思ってて。ちょっと説明しといた方がいいかもなって。売り方やり方ばかりにフォーカスされるのもなんかシャクっていうか、我儘ですけどね。

こないだGEZANのマヒトとアルバムの話してて聞かれたんですけど、MVとか作らないっていうとこからの話の流れで。MV一曲で、その音楽で世界が爆発的に拡がる可能性っていうか、そういうの考えないんですかって。純粋に音楽の力を信じてないんですかって、確かそんなことを聞かれたと思う。そん時は、ああもしかしたらそうなのかもなって一瞬思ったし、実際売り方やり方のことばっかり考えてたかもしれないなって俺そん時はちょっと思ったんですけど。

そっからしばらくそのこと考えてたんやけど、やっぱり音楽のことをどっかで信じたいなっていうのはまだ俺もあるんですね。その力っていうか魔法みたいな感じの。ただ事前露出の少ない方法で、そういう道筋で伝えることを選んだけど、聴く人と自分の間にあるなんかミラクルは今も信じてやってます。切り捨ててしまった部分っていうのもあるかもしれないけど、ここは死んでも守るっていうそういう領域があって。それあるから、自信とか信念とかまだあるから、なんとか発売してある程度の結果出さないとなっていうのはあるんです。そういう部分がまだ生きてるからこうやってアルバム作れたんだったと、改めて考えたりしてました。

今日はたまたまなんですけど、そろそろこういう内容のブログ書こうかなと思ってて。
そしたらブッチャーズの吉村さんの命日じゃないですか、今日。
あれからもう4年かとか、前に俺ら[Guitar]ってアルバム出してからもう3年かとか。時間、結構経ってしまいましたね。今までずっと年に1枚くらいのペースで出してたから、3年てちょっとした時間だった。[Guitar]がLOSTAGEとしては初のコンセプチュアルなアルバムで、人の死とか別れとかそういうテーマがあって、たまたまなんですけど死とか別れのタイミングが重なった時期だったから。自分で今聴いても、滲んでるなって思う。それって自分にとってすごく新鮮だったし、バンドで作品をリリースする動機として今までと全く違ったところから始まったアルバムだったから、あれ作った後はもうやることないなって、ライブはずっとコンスタントに続けてきたけど、そんな感じだったんですね。スプリットを作るとかそういう外的な要素がないと録音する感じにもなかなかなれなかった気がします、今思うと。わかんないですけどね。いつかまたなんか1から作りたくなんのかなって、焦りとかも特になく、ただ他にやりたいこともないのでライブを繰り返しながら曲を考えたり練習したりしてたと思う。そもそもわかんないことの方が多いとは思うけど、バンド続けてる理由とか。後からこじつけまくってるし。

その状態がしばらく続いてて、メンバーとももうやること無くなったなとか冗談交じりによく話すんですけど。多分まだ何かが生きてたんだと思います、俺も弟も岩城も。それが立ち上がってくる時期を待ってたというか。そんでごく自然にそろそろアルバム作りたいなっていう、前作のテーマから一歩踏み込んだところ、階段1段上がったところに行きたいなってすごく自然にだと思うんですけど。作るぞってなってから結構グッてきてたと思います。何が?とかわかんないです、何かがです。やろうと思って出来ることなんか多分知れてて、思ってるより人間何かに生かされてるんだろうなと思う。そうやって考えながら前進する力とか生む力とか、どっちかというとポジティブな気持ちで構成されたアルバムになったんじゃないかな、あくまで当社比の話なんやけど。ある意味アルバム[Guitar]と対になるコンセプトアルバムなのかもしれない。あのアルバムがなかったらこのアルバムも作ってなかったと思うし。

作った音楽のこと、改めて言葉にするのなんかナンセンスって誰かが言ってた。俺もそう思うし、知ってる。言葉にできない何かが曲になって音楽になっていくっていうことはずっと前から知ってるんですけど。だからいい音楽だけ作っていれば、それでいいということにしにくい時代になった。ただこうやってキーボードを叩いて文字や言葉を入力していくだけで、SNSのどこかに爆弾を仕掛けて爆破炎上させることができたり、どうでもいいような内容のニュース他人のタイムラインに無理矢理流し込んだり出来るような時代に。難儀な時代です。

それでも自問自答し続けて、わかったことなんかほとんどないまま今日もこんな感じで、これでいいのかどうかも不安だし、これからどうなるのかも全くわからないけど。生きていかないといけない。言葉を使い、音楽を使い、自分の表現の全てをフル稼働して生きていくしかない。やるしかないし、諦めてる場合じゃないんですよ。そんなことするために生まれてきたわけないから。俺らも音楽も。

いい夢みたいし、みせたいと思う。このアルバムで。音楽の力信じるって、なかなか夢みたいな話やからな。

ウーロンハイですよ今日は。ヘロヘロなってきた。

この動画みると俺元気でるのよね、、笑。


なんか言うてることうまく伝わらないかもしれないですが、LOSTAGE [In Dreams]もうすぐ発売、なかなかいいんじゃないかと思ってます。皆さん、よろしく頼みます。

来月6/9の奈良NEVERLANDでskillkillsとツーマン、その日にアルバム発売します。是非、現場目撃しにきてください。