LOSTAGEタイツアー3日目

Blogの更新を午前中にやらないといけないので、観光あんま出来てないやんけ!って今書きながら気付きはじめてるんですが、ただ遊びにきたわけじゃないので、これも仕事だ。
国内のツアーでもそうですけどライブで行くと意外とやることあったり、ライブで消耗してたりするのであまりゆっくり観光するっていうのもないかもしれない。丸一日なにもないオフがあったりしない限り。色んなとこに行けていいねってよく言われるけど、ライブハウス会場とその付近にやたら詳しくなっていくだけっていうか。世界有数の観光地に普段から住んでて性格が屈折してるし、特にグルメってわけでもないので俺個人の問題かもしれないけど食事も観光も縁があれば適当にって感じで、つまらない奴だな俺…笑。
ライブは最高に楽しんでるから、それでもう満たされてるんですけど。


今日は3日目の滞在ということで、少しタイの街の景色にもなれてきたかも。


ホテルの窓から見える景色。この辺りもそうですけど、めちゃくちゃ綺麗で巨大な商業施設に隣接した路地に小さな民家が密集してたりする。貧富の格差がすごいっていう話も聞いた。大小のコントラストがこの街のエネルギー源なのかもしれない。

こっちに来る荷物を減らすために着替えを最小限にして持ってきたのでまず洗濯、コインランドリー近くになかったので手洗いで。暑いのですぐ乾くと思われる。

タイのコーラ est cola、タイではコカコーラかこれかっていう感じらしい。味は変わらない。

少し時間が出来たのでホテル周辺にあるショッピングモールへ。地下道の途中、駅の改札前にあるゲート。テロ対策だと思う、日本ではなかなか見られない風景。

ショッピングモールはとにかく綺麗でデカい。


本屋さんでも国王関連の書籍がずらり。

路地で売っている野菜と値段が全く違う、かなり高い。



ショッピングモール内は日本のそれとあんまかわらない。タイ国外の観光客が多い気がする。


タイのコーヒー豆で飲めるって聞いたのでモール内のドイチャーンコーヒーへ。土井ちゃんではない、ドイチャーン。美味しかったけど、コーヒーはショッピングモールの中で飲むものではないなと…落ち着かない。豆を買いました。

ジンさん達と合流し翌日出演のCAT EXPO会場ワンダーワールドへ。

今日はCAT EXPOで我々と同じく日本から参加のChub Duのメンバーとも合流するので大きめのハイエースにて移動、運転手のおっさん付き!

謎に車内の天井がラグジュアリーな感じ…笑。

見えてきました会場のワンダーワールド、今は営業していない遊園地跡地でアトラクションがそのまま残ってる。どこかノスタルジックな雰囲気。


我々が出演するD2ステージ、かなり大きなステージです。CAT EXPOは2万人くらい来場者のあるタイの大型インディーフェスらしく、いくつかステージがあるんですがD2はその中でも2番目に大きなところだそう。こんな場所でやらせてもらうとか、日本でもなかなかない機会です。ありがたい。

ステージ袖バックヤード。

テーブルにある注意書きが読めないので何に注意したらいいのかわからない…笑。

食事も用意していただきました、5種類くらいの中から選べるケータリング。美味しかった。パクチーにも慣れてきました。




ワンダーワールドは時の流れが止まった異世界のテーマパークって感じ。

テントがずらりと並ぶ出店エリア、ここで出演バンドが自分達で音源やグッズの販売をするみたい。この規模のフェスで直接お客さんと出演者がやり取りするっていうのも珍しいんじゃないでしょうか。俺はそういうの大好き。

前日の設営でこの感じで間に合うのかよ!っていうくらいのマイペースな感じで皆働いてました。そこが不思議ときっちり仕上げてくるお国柄だそう。


ペプシが強力にバックアップしてくれてるみたいです。企業が協賛するフェスをインディーと呼ぶのかどうかは人それぞれだと思いますが、多種多様なフェスがありそれぞれのやり方があると思う。俺はコマーシャルっぽいのは苦手。ペプシコーラは美味いから好きですけど…笑。

干し草などを使って工夫されたチルスペース、Wi-Fiの繋がるエリアがあったりとお客さんの過ごしやすさへの気配りも良い感じ。

大小様々なステージがあります。

犬もいました、なんか暑そうだった。

ここか1番大きなステージ、フジロックのグリーンステージみたいな感じでしょうか。

出店のコーヒーショップが営業していたので、アイスコーヒーを買う。デカいし安い。

フェスのプロデューサーのブンさんて方がクマモン大好きらしく、日本からクマモンも参加してます。実際ステージにも出てくるみたい、タイでこいつに会うとは…笑。

リハーサルとサウンドチェックを一通り終えてこのCAT EXPOを主催する地元ラジオ局CAT RADIOへ移動。地元のローカルラジオ局が主催っていうのがいい、発信することの意味とかまた改めて考えさせられた。


来る時から気になってたハイエースの天井がえらいことに、普段これ何に使ってるんだろうか…。

タイに到着しフェスリハーサルを終えたChub Duチームと合流。

ジングルを何パターンか録音、英語でも…タイ語もそうだけど俺はもうちょっと外国語を勉強しないといけない。

到着して驚いたんですが、本当に小さな地方都市のラジオ局って感じでした。フェスの前日という事もあり人手が現場に駆り出されていたからかもしれないですが収録中に電話が鳴ってても収録してるから誰も出ない、みたいな…笑。

この2人は俺が喋り過ぎるからか、ラジオやインタビューではあまり話さず隣でいつもうんうんと頷いてる。それでもずっと一緒にいてくれるのが最高に心強い。最高のメンバーでしょう、アホだけど。

このラジオ局に来て一番驚いたこと、そして嬉しかったことなんですが。
去年リリースしたGEZANとLOSTAGEのスプリット7インチがなぜか既に局にあり、それをレコードで再生して放送してくれたんですね。
なぜここにそれがあるのか後で聞いたら、DJの方が去年日本に来る機会がありその時に買ってもって帰ってきてくれたそう。自分も飛行機に乗ってツアーで来てるので今すごくわかるんですが、旅先で買うものは基本帰りの荷物になるから要らないものは出来るだけ買いたくない。欲しいものから厳選して持って帰る、その荷物のなかに俺達の作ったレコードがあった。嬉し過ぎるし、そのレコードは俺らが手作業で一枚一枚確実に封入したもの、俺らの手からタイのラジオ局に海を越えて届いたんだと思うとなんか涙がこぼれそうな気持ちになりました。DJ SonnyとDJ Norのお二方、ほんとありがとうございます。

皆で記念撮影。

一日の作業を終えて、ホテルへ。遅い時間になってしまったのでホテル向いのジンさん行きつけの食堂へジンさんと西村さんとLOSTAGEチームで。少し飲んで明日に備える。

この駐車クオリティ、この国はこれからどこへ向かうのか。
そして俺らは明日のCAT EXPOで日本の奈良からきたロックバンドLOSTAGEの爪痕を残すことが出来るのか。

俺達は誰よりもこのイベントを楽しむつもりで、いってきます。

続く