アルバムとジャケット

午前中からスタジオE♭にてアルバム制作作業の続き。曲の展開にまだ納得いかない箇所がいくつかあり、色々試して良くなった曲とまだ良くなっていない曲がある。時間から溢れた分は各自持って帰って次のスタジオまでの課題に。月末から始まるレコーディングまでにやることが多い。だからといってそればかりやっているわけにもいかない。

スタジオ終了後、THROAT RECORDS出勤。

客足は少なめであったが、常連さんと今作っているアルバムジャケットのイメージに繋がる話が出来た。仕事のような仕事でないような時間、どこからどこまでがアルバム制作の時間かという線引きはない。自分というフィルターを通過する全てのものが作品の一部であり、そういう意味では店も人間関係も全部自分の関わった作品であるといえる。

今もそれを作っていて、いつまでも未完成。途中経過であり続けるために、作った音楽を録音して記録する。分厚い人生という本に付箋を貼るような作業。自分にとっては録音された音楽作品というものはそういうものだ。思い出の写真が並ぶ冊子も音楽情報の入ったディスクも同じ。その時々の今を切り取って貼り付ける、それがアルバムというものである。

常連のお客さんに2冊あるのでと頂いた本。読みながら、今作っているアルバムのジャケットデザインのイメージを膨らませている。