Notes with Attachments

去年一番聴いたアルバム"Notes with Attachments"

生きる伝説のベーシストPino Palladino初のリーダー作品でBlake Millsとの共作でもある。

Blake MillsのNew Deal RecordsとImpulseの共同リリース。Sam GendelやChris Daveはじめ参加ミュージシャンも強者揃い、これがJazzかどうかを語る知識もセンスも持ち合わせていないが一聴してただ事でない楽器の音色とアンサンブル、和声とメロディ、リズムとグルーヴ。何より手練れの職人達が演奏を楽しんでいる雰囲気までもがパッケージされているようで、聴いていて気持ちがいい。底なしに奥深いのに同時にキャッチー、凄すぎる。そして配信で聴いていた時点でわかっていたことだが、とにかく音が良い。

レコードが出たら絶対買おうと思って楽しみにしていた。コロナで大阪に行く機会がめっきり減ってしまい気付いたら半年くらい経っていたが、久しぶりにFLAKE RECORDSへ行って購入。半年ぶりくらいに会ったダワさんは相変わらず元気そうだったが、輸入レコードをメインに扱っているFLAKE RECORDSは円安の影響がデカいみたいで終始ブツブツ言っていた。大体いつ会っても文句ばかり言っている。俺と同じである。

レコードが無事手に入ったので、またしばらくこの作品ばかり聴く日が続きそうな幸せ。

 アルバムのことを調べていたら岡田拓郎さんが書いたTURNのとてもいい記事が出てきた。またお気に入りの音楽が増えそうだ。

ジャズにとっての、そしてジャズのみならず多くの音楽への示唆ピノ・パラディーノとブレイク・ミルズの邂逅が示すもの | TURN