18/02/13 大阪京都奈良/雲州堂シネマチックサルーンTHROATRECORDS/Ropes吉田省念俺

日記を毎日書く、決めたはいいもののやはりライブがあったりすると準備やその他の仕事でバタバタしてしまいゆっくり日記を書けないようだ。その日何があったかくらいはわかるようにしておきたい。

一昨日11日はRopes久しぶりのワンマンライブ、大阪北浜・南森町にある雲州堂にて。初めて行った場所だったが、おそらく古い蔵か何かの建物を改装してあり、雰囲気が独特でいい感じだった。京都の磔磔とかに近い雰囲気。ステージも高くとても見やすい。会場に先に到着していたRopesのリハーサルを見ていたらそこで働いている現地スタッフの方に声をかけられた。どこかで見た顔だと思ったらマイミーンズのヨッピーだった。雲州堂で働いているらしい、初めての場所だったので不安もあったが彼のおかげで気が和んだ。
そもそも今回のRopes大阪ワンマンの企画はTHROAT RECORDSではなく、2人の女性がうちの店に来店したことから始まった話である。相談があると言って来店されたその2人の女性客はRopesのライブがなかなか関西圏で観ることが出来ず、長い尺でゆっくり観るにはどうしたらいいか、自分達にもイベントを企画してRopesに出演してもらうことは可能か、といった内容。2人の話を聞いてとてもいい話だと思ったのでその場でアチコさんに連絡しイベントの準備を少し手伝わせてもらった。
イベント企画を仕事にしている会社や、個人イベンターなどはたくさんあって、それで企画されたイベントは毎週、毎日開催されている。それと比べてどうこうと言う話ではなく、シンプルに観たい聴きたいからどうしたらいいかというすごく個人的な想いから始まったイベントで、その良さが伝わってくる1日だったと思う。仕事でやっている人を否定しているわけではない。目線の近い、顔の見える、人との付き合い方というか、そういうものの良さというのがある。出来るかどうかわからないが、やってみるスタンスというのも応援したい気持ちになった。結果チケットは売り切れ、ライブもとてもいい内容だったようだ(諸事情によりライブは観られず)。タイトルはわからないがリハーサルで聴いた新曲がすごく良かったので、またじっくり聴きたい。
自分が思う音楽との付き合い方、距離感、もっと具体的に言うと作り方や売り方、聴き方聴かれ方なんかのことを改めて考えたり確認したり出来たと思う。主催の2人とRopesアチさんトディ、雲州堂はじめ関係者各位、何よりご来場いただきましたみなさん、ありがとうございました。
ライブ後の打ち上げでは結構久しぶりに会ったFLAKE RECORDSのダワさんやぴあのハジムと情報交換や罵り合いなど、充実した内容。その後ダワ&ハジムと天神橋筋六丁目ストライク軒にてラーメンを食べて帰宅。車移動だったので酒は飲めなかったが、1日ふわふわした気分だった。


昨日12日は京都の河原町三条辺りにある隠れ家バー、シネマチックサルーンにて吉田省念氏と弾き語り。企画のメキシコ(ニックネーム)とは彼女が十三ファンダンゴでスタッフをやっていた頃からの付き合いだ。もう何年も前になるがファンダンゴで彼女の企画に呼んでもらってbloodthirsty butchersの吉村さんや前野健太氏と一緒に弾き語ったこともある。不定期に自分が観たい人を観たい場所に呼んで企画しているらしい。前日のイベントもそうだったが、皆どんどん自分のやりたい事をやり、聴きたい音楽を自由に楽しんでくれたらいいと思う。
何日か前から携帯電話を持っていないので、自分の店で地図をプリントアウトしそれを頼りに現場に向かったが、隠れ家バーが過ぎて看板が出ておらず店に辿り着くのに30分くらい迷ってしまった。こういう時ナビは要る、携帯電話の要らなさも確認しながら必要さも痛感している。店の中に入ると素晴らしく洒落た内装と良い音の音響設備、弾き語り以外にも終演後のBGM選曲をレコードで頼まれていたのでブースに入らせてもらったがBOZAKのロータリーミキサーを初めて触った。佇まいも良かった、自分の店の機材も買い替えたい熱が再燃、高いと思うけど。
吉田省念氏とは初対面だったので緊張してあまり話せなかったが、どうやら生まれた年は1つ違いで同じ学年らしい。親近感も湧いたが、彼のギターの上手さがどうしても同い歳だと信じさせてくれなかった。ライブ中は彼の左手にずっと見とれていたし、繊細で優しい歌が気持ち良かった。歌詞の言葉の置き方というかアクセントと質感がMUSIC FROM THE MARSの藤井さんを思い出した。吉田さんとはまたどこかで一緒にやれたらと思う、それまでにもっとギターを練習しなくてはいけない。AMが聞ける古いラジオも買うかもしれない。
ライブ後は企画のメキシコと何人かの仲間と俺で近くの中華料理屋、龍門へ。名前はわからないがここの茄子を揚げたやつは今まで食べた全中華料理の中で一番美味いと思っている。前日飲めなかった分へべれけに酔っ払って京阪〜近鉄と乗り継いで帰宅。


今日は連休明けの平日なので店は落ち着いている。溜まっていた仕事をやりながら、日記を書いていたら雲州堂のヨッピーから店に電話がかかってきた。雲州堂で弾き語り出演のオファーだった。こうやって自分の好きな音楽が繋がっていけば何よりだ。