2018/02/06 対談あれこれ

ぴあで不定期連載させてもらっている対談シリーズの新しい原稿のチェックと対談後記をまとめる。
次で15回目だ、ものすごくマイペースにやらせてもらっているのでいつまで続くかわからなかったが意外と続いている。ぴあにメリットはあるのだろうか、わからないがバックアップしてくれている関西ぴあ高橋はじむ氏筆頭に編集の岩本さんカメラマン河上さん、いつもありがとうございます。web媒体連載ということは、それがどのくらい閲覧されその後拡散されたかが存続のポイントなのだろうか、それだけではないかもしれないが。何ヶ月かに1度ある対談の日を、普段あまりゆっくり話す機会のない人と会って話すことが多いので(中にはよく知っていてしょっちゅう会う人もいる)とても楽しみにしている。その分緊張もする。人と話すことで自分のことを知るきっかけになったり、新しい考え方が芽生えたりすることもあって刺激的だ。

似たような考え方の人、また自分とは違った考え方の人、どちらと話すのも面白い。なんの役にも立たなそうな話題の中にもアイデアが潜んでいたりする。昔見た映画の登場人物のセリフか、本で読んだのか忘れてしまったが、ジムジャームッシュ関連の何かで言っていた。「くだらない無駄話の中にこそ真実がある」みたいな台詞が今でも頭の中にこびりついている。どこで見たか忘れてるくらいなので、勝手な解釈になっているかもしれない。対談、とかいうと大袈裟に聞こえるが普段の店頭での接客や、ライブ会場や飲み屋で会う友人達とのやり取りも同じだと思う。人と話すのが好きだ。
最近文章を書くことのトレーニングのようなつもりで日記を書いているので、今回の対談後記もその一環のつもりで書いた。今までより少しスムーズに書けた気がする。もともと文章を書くのが苦手で、小中学生の頃なんかは作文の宿題はだいたいスルーしていたような気がする、今も苦手意識は変わっていない。書いて人に褒められたこともなかった。絵や音楽もそうだが、人にやれと言われてやる作業を楽しめない。やらなくていいことをやっている時が1番楽しい。だから放課後に学校から離れて組んだようなバンドを今でもやっている気がする。

ぴあの対談連載[奈良からの手紙]15回目、そろそろ公開されると思うので連載存続を賭けた閲覧数を稼ぐためにもぜひ読んでいただきたい、今回の対談相手も面白いので。皆で[いいね!]を押し、[リツート]を押し、[シェアする]を押すのだ。

http://kansai.pia.co.jp/series/lfn/


話をする相手にも何かプラスになっているといい、自分と話すことで何かが変化したり更新されたりしていたら何よりだ。バンドをやっている人、音楽活動をやっている人、絵を描いている人、文章を書いている人、店をやっている人、何かをやっている人、何もやっていない人、よくわからない人、誰でもいい。自分の店にいる時も人と話す。用意された素晴らしいアイデアなどは一切ないが、一緒に悩んだり愚痴を聞いたりするくらいは出来るだろう。

今日は店頭でブルースのスケールをことを少し教えてもらった。役に立つかはわからないが、そのスケールの中に真実が隠されているのかもしれない。