帰還

帰ってきました。
昨日までの怒涛のスタジオ作業ともう飽きるほどしゃぶりつくした日常とのギャップに気が狂いそうです。昨日まで文字通り浴びるように聴いた音の洪水と今部屋で聞く雨音の間で明日からの生活に向け心の軌道修正を。
作品の出来は今はまだなんとも言えません。これから自分の手を離れ皆さんの手元に届くまで、それは不安です。でもメンバーもディレクター町田氏も「いい感じ」だと皆言ってました。俺も「いい感じ」だと思う。20年くらい経って中古CD屋さんでゴミみたいな値段で売られててもこれ持ってる人が半年に1回くらい聴きたくなるようなそういうミニアルバムになったと思います。要するに名盤って事。
レコーディングの空き時間、スタジオの近くの中古CDショップを回ったりしたけどまさにゴミのような値段で売られているCDを結構買いました。良い曲、作品もあったしそうじゃないのもあった。たとえば俺みたいな奴にそうやって聴いてもらえたら嬉しく思います。世の中には音楽を聴く人がたくさんいて、全ての人に聴いてもらうことは出来ないと思うけどでも自分達の音楽で…偶然でもなんでもいいから聴いてくれた人の心のどっかにちょっとだけ入っていけたらいいんじゃねぇですかね。出来たらその後ごっそり盗み出したいけどね。
楽しみにしといて。