レコーディング、その他諸々 最近考えた色々な出来事について

まずは自分達のレコーディングの話から。
当初予定していたシングル作品の製作から変更がありミニアルバム(おそらく5〜6曲入りになると思います)を作ることになったのは会社(というか担当のディレクター)と俺の意見が衝突 レコーディング直前まで進んでいた話が一度中断し振り出しに戻り(一時はもうレコーディングも出来ないんじゃないかという時期もありましたが)改めて一から担当者とマネージャーとメンバーとが話合って先月からのミニアルバムのレコーディングが実現したという運びになります。
2ndアルバムと同じトイズファクトリーからのリリースという事で、その2ndの製作時と意識が変わった部分もあり(レコーディングからツアー、その後のメンバーの脱退と加入なんかの経緯もあるのでおそらくこの一年でメンバーの意識には大きな変化があったんじゃないかな)そしてもちろん変わっていない部分もあり、そういうグチャグチャしたモノ白黒全部ひっくるめて自分らしいというか自分達らしいというか…結局は曖昧な基準でしかないと思うんですが、今は充実しているしやりがいも感じています(レコーディングにしても会社の担当者との関係にしても)。結果的に今どうなのかという事よりそこへ至る過程の持つ意味のほうが大きいというのはいつも感じていることなんですが、みんなが「本気でやったろうじゃないか!」という気持ちであるからこそ衝突も摩擦ももちろんあって、そこから生まれてくる熱みたいなモノが人を動かしていくんじゃないでしょうか。
契約の内容がどうだとか、作品の内容、人間関係の諸々など赤裸々にこのブログに書き綴って「そんな事を公開しても誰にもメリットがない」と言われてしまったり、その他にも情報公開のタイミング等大人の事情とか会社的な事だとか人間関係の義理人情だとか色々な柵があり「そんなのは面倒だし俺には関係ない、俺達はただやりたい音楽をやるだけ」みたいな自分勝手な気持ちが少なからずあったのは事実ですしそれで俺とか俺達が気付いていないところで誰かに迷惑をかけてしまったり(トイズの町田さんやキャプテン斉藤さんはじめ)そういう子供っぽさみたいな意識は武器になる事もあるんだけど諸刃の剣というか自分や自分を助けてくれる人達をも傷つけてしまう事もあるわけで、その辺はこの一年かけて少し学んだ事ではあると思います。だからといって何でも鵜呑みにしたり言われた事だけやるような機械(あるいはイヌ)のようにやっていこうとは思っていないし、何にでも(特にバンドに関する事は)誠意と疑問をもってぶつかっていけたらいいとは思ってるんですが。
出来るだけリアルタイムに自分の思っている事や考えている事がlostageに興味を少しでも持ってくれている人に伝わって、嘘(その嘘が嘘であること)や柵(その裏側も)なんかも伝わっていけばいいと思ってます。時には情報を操作し時には暴走していくんだろうと思いますし間違った事もいろいろ言ったりすると思います。それを読んで何か、何でもいいんだけど考えてもらう事が出来たら俺はたぶんそれでよかったなと思えます、何かきっかけになれば。


続きはちょっと長くなりそうなので何回かに分けて書きます。
お付き合いありがとうございます。