今日は いわきからつくばへ。さっき到着してリハーサルを終えた。
昨日のSONICでのライブ後半、曲の途中で 俺もうこのまま死んだらいい パッと消えて無くなればいいと思う事があった。
自分がどこにいて 何をやってるのか 全くわからなくなった。一瞬、歌も歌えなくなって アンプやモニターから出てるはずの音も聞こえなくなって ステージにいるはずの他のメンバーも お客さんも スタッフも 誰もいなくなって 何も見えなくなって、そして涙が出た。悲しかったわけでも 嬉しいと思ったわけでもなかった。ただ 涙が出た。
客席から観て 良いライブだったかどうか はわからないし 自分で 特別良いライブだったと思ったわけでもない。昨日のあの感覚は生まれて初めてだった。
恥ずかしかった。バンドでステージに立つ事 人前に出て何かを表現しようとする事 歌を歌う事や楽器を演奏する事 心が動いて泣いたり笑ったりする事、全部恥ずべき事ではないし そう思う事が許される事じゃないのはよくわかってるつもりやったけど。仕方なかった、どうしようもなかった。
痛々しい事を 日記に記す事には 徐々に慣れてきたし 何を書けば どう思われるかは なんとなくわかる。出来るだけ誤解のないようにはしたいと思っているんやけど。
「どうすればいいかわからない」 というのがほとんど の現状の中で確実なものを少しずつ自分のものにしていく作業は 自分が思ってたより難しい。
客席を見まわすと 物販にはRIJFから昨日のいわきまでツアーを手伝ってくれていたセイヂがいて PAブースには同じくツアー同行してくれたシンヤ君やSONICのニイツマさんがいて 客席の後ろの方には 東京から来てくれていた斎藤さんがいて もうすぐSONICを辞める星さんがいて HOLSTEINのメンバーや昨日の出演バンドのメンバーや SONICのスタッフがいて そしてlostageに興味を持ってくれるお客さんがいて、それ見たら なんとかなるよな と思い ステージを降りた。
今日 つくばに到着すると HOLSTEINはもうリハーサルが終わっていて 地元のバンドがリハーサルをやってた。毎日が 同じ事の繰り返しのようで 少しずつ違う。今楽屋にいるんやけど今日ここに来てライブが出来る事 をいろんな人に感謝したい、もちろん昨日のライブもそう。