18/02/18 携帯電話あれこれ

磐田から深夜機材車移動で奈良THROAT RECORDSに到着したのが午前6時、一旦家に帰り用事を済ませてから出勤。眠い。

日曜なので店は開けておきたいと思い通常営業したところだが、比較的ゆったりした1日だった。今日忙しかったら倒れていたかもしれない。

ここ数日携帯電話を持ち歩かない生活をしてみて不便さと便利さのバランスを確かめていたが、今日修理に出していた携帯電話が直って戻ってきた。中の基盤を入れ替えたとのことで、電源を入れてみると使えなくなっていた機能が元に戻っていた。直ってよかったという気持ちもあるが、携帯を持たない暮らしで得るものもあるなと少し感じ始めていたのでこれからどのようにこの携帯電話と付き合っていこうかなどと考えていると、ほどなくしてもう1台携帯電話が店に届いた。3週間くらい前に携帯の故障を機に機種変更してもいいかもしれないと思い注文した中国製の携帯電話である。
なぜ修理に出せば使える携帯があるのに別の携帯電話を注文していたのかというのには理由がある。
使いにくいスマートホンを探していたからだ。スマホの画面ばかり見ている生活に違和感を感じ始めていたタイミングで使っていた携帯電話が壊れ、これを機に必要最低限以外の機能を出来るだけそぎ落としていくのがいいのではないかと思い始めた。そのために自分に本当に必要な機能が何なのかを考えていたのである。ここ数日の日記でもわかるように、まずマップ/ナビがないとかなり不便だ、ツアー先などでは特に。これは要る。次に要るのは連絡を取る手段だ、今はプライベートなやり取りのメインがLINEのアプリケーション、仕事はgmailになっている。なのでその2つが要る。正味それ以外は無くてもなんとかなる、あれば助かるくらいの感覚だ。カメラ機能や音楽プレーヤー機能はあっても無くてもいいかなくらいのものである。
選択肢としては、[携帯を持たない][ガラケー][簡単なスマホ][PC/タブレットを持ち歩く]とかになるのだろうか。必要最低限と考えると[携帯を持たない][ガラケー]は現状日常的に連絡を取らないといけない周りの人にも迷惑がかかってしまいそうなのでアウトだ、[PC/タブレットを持ち歩く]というのも重いし要らない機能が多すぎるのでアウト、そうなってくると結局スマートホンを持たなくてはいけない。今までと一緒だ。この便利な生活に慣れきってしまっている自分には今までと同じ環境で距離を置くことは難しい。そこで考えた末に至ったのが使いにくいスマートホンに変えればいいという結論だった。何をもってして使いにくいということになるのかは人それぞれだが、とにかく画面を見るにも不具合があるような機種はないかと探してみた。そこで見つけたのが中国製unihertz社製のJellyという異様に小さいスマートホン、画面が2.45インチしかない。小さすぎて文字の入力も親指では困難、下手したら小指まで稼働させないといけない。これだ!と思いすぐにunihertz社に直接オーダーした、それが今日届いたのである。


起動させてみて思った、本当に使いにくい。


画面の文字を読む気にもならないし、文字の入力も難しい。これなら暇があってもいちいちこいつの画面を覗き込むこともないだろう。ギリギリわかるくらいの地図とコミュニケーション機能がある、持ち運びも楽だ。これはもしかしたら自分のような屈折した思考回路の人間にはぴったりなんじゃないのか。1日机の上に置いてあるが全く画面を見る気がしない、気に入った。携帯電話のない生活から一転、しばらくこれで様子を見てみようと思う。


どこかに置き忘れてきたりしなければいいが。