we are looking for a true blue
青は俺たちの青春の色、
青は俺らのブルースの色だ。
飾りが多過ぎて、どんな色だったんだろう。見えない。
情報化革命、ダムが決壊し、濁流に飲み込まれた俺らは自分の現在地もどこかわからなくなった。日本国民総メディア化、人々は皆感度の高いアンテナとなって、同時に高性能な発信機になった。なんでもありで、なにもない。
そんな世の中で、運良く僕らは始まることが出来た。
目まぐるしく動き回る、浮世の全てを傍観し、流れていくのを見ていた。
解けていく。
皆が眠る夜。夜の渚は静かに、そして青い。
誰もいない場所、孤独が紡ぐ言葉は青い。
誰もが経験し、犯した罪の上で踊る。道化の戯れなのだ。
ハッピーエンドだろうか、始まったばかりなのに。
求め、求め過ぎている。
ほら、ふと我に返り目を落とした水溜り、海でも川でもなんでもいい。
水面に映った自分はやはり青い。
なんとなく思い出した君の涙は青く、僕がいつかいた場所は同じように青かった。
誰もが同じように、きっともう気付いていた。
寄り道ばかりしている。
今更急いでも、もう間に合わないのかもしれない。
そんなのもいい、悪くない。
きれぎれになった君の欠片はやはり青く、生々しく今此処を感じる胸の鼓動はまだ青い。
生まれてくる赤ん坊の顔色は多分青く、棺桶に横たわる老人の顔色もおそらく同じように青い。
青は俺たちの青春、
青は俺たちのブルース。
狂い出した blue hour
それは映画でいうとわずか冒頭の15分、
当たり前だった日々を奇跡と呼べるお前らと、俺は行く。
当たり前だった日々を奇跡と呼べるお前らと。
we are looking for a true blue
此処はまだ旅の途中、
俺たちは負け犬で、俺たちは聖職者だ。
GEZANはまだ山を下りず、そしてLOSTAGEは時を失わない。
此処はまだ旅の途中、
その刹那を切り取ったドキュメント、本当の青を探す旅の途中。
we are looking for a true blue
よろしくお願いしますね。