not 休日、録音 / コントラスト、対比

昨日はバイト後、スタジオにて17日からのレコーディングのプリプロ

一体何回プリプロやるねん…っていうくらい同じ曲何度も録り直してますが、ちょっとづつアレンジ等が変わってきているから、というのと後は細かい所を自分以外のパートがどう演奏しているかを把握するため。
演奏に関してはほぼ9割完成、といったところでしょうか。昨日の夜、自宅で録音したものを簡単にミックスしてみて、なかなか良い感触でした。
あとは歌がまだメロディーと大まかなアクセントぐらいしか決まってないのと、残り作詞とキーボード等のその他楽器のパート、各楽器のエフェクト処理をどうするか、とか。
今回は「引き算」がけっこう出来たんじゃないかと、思います。まだ出来上がってないけど、「引き算」が「足し算」よりずっと難しいっていうのはけっこう前からずっと思ってた事なんで。自分の基準で、出来た、ということなんですけど…(苦笑)。

曲を作っている作業中は、他のメンバーの「こう弾きたい」「こう叩きたい」のがあって、自分にも「こう歌いたい」「こう演奏したい」というのがあって、それを最初は足していきます、最初のそれは結構簡単。思ってるように演奏したり声を出したりしていけばいいという事ですから。その後の「引き」「足し」の繰り返しの時がややこしい、というか難しいですね、未だに。演奏しているのは楽器だけじゃなくて、空気というか。言うなれば「無音の演奏」、音を出さないのも声を出さないのも、もちろん音の強弱も、全部演奏のうちという事でしょうか。これ、頭でわかっててもめっちゃ難しいですね、全然出来るようにならない。なんか、音出しといたほうが安心するから(笑)。4人でバンドとかになると、余計そんな感じですね。10人でやってるとか、または1人で弾き語ってるとか、ならまた違った感覚なんでしょう。とにかく難しい。
こないだ聴いてたGo Fishのライブ音源とか、大好きなPlushのMore You Becomes You(これスタジオ音源ですけど、ライブ音源みたいなもんかな…)とか、歌も演奏も素晴らしいですが、何より曲中の音の隙間に魂吸い込まれそうになる、あの感じを自分でも出来たらいいなと、思ってます。
こうやって考えてたら、まだまだ、鳴り過ぎのような気がしてきたな…(笑)。

あと、単純に他のメンバーがせっかく考えて演奏してるフレーズを「そこは、それ、ないほうがええな」とか言いにくいっていうのもあります、自分もせっかく考えたベースとか歌とか「それ、ないほうがええね」とか言われたら結構傷つきますもの…(泣)。でも、後で聴いてみたら、大体そういうのはないほうがいいんですけど…(笑)。客観って大事ですね、やっぱ。1つのイメージに対する主観と客観を内包、共有してるのがミニマルなロックバンドの良い所でもあり、めんどくさい所でもあります。


盆休みと言うことで、今日は仕事休みの社会人の友人たちと飲みにいってきます。
みんなは仕事の愚痴とかを肴に飲むんですけど、俺は「隙間というか…無音の演奏がね…」とか「タクトのギターが…ツェッペリンのギターの…」とか、そういうのを肴に飲みます。俺、ウザイね…(笑)。


アデゥ