たまには…

発売日まで あと2ヶ月切って、録音はもう終わっているのでそれまで俺達やる事といったら 雑誌のインタビューとか写真の撮影とかあとPV作ったり ほとんどがプロモーション活動になってくるわけですけど、正直CDが売れたら金も入ってくるし(印税やったりとかライブの動員数が増えたりとか)そのほうが助かるんで アルバムは売れてほしい。音楽がどうのこうのってよりは むしろバイトの時給が上がってほしいと思うのと同じような感じかな。
もっと良い機材欲しいし、スタジオ作業にももっと時間 使えるようになりたいと思うし みんなと同じように欲がありますから 日々の生活もあるしね。
別にやりたくない販売促進のための雑誌のインタビューとか写真の撮影とかなぜやるのかといえばアルバムが売れて欲しいからで、なぜ売れて欲しいかというと金が欲しいからで……ってだめじゃないか、それ…。というのは冗談ですけど。会社に金だしてもらってアルバム作って全国流通でそれ売るって事はそういう一面もあるというのは事実で、でもそうじゃない欲望とは無縁の純粋な部分ってのがあって(と今は俺まだ信じられる気力は残ってると思う)例えばそれは音楽的な事かもしれないし 人間関係の事かもしれないし、自分も含めた人が感動するって心のエネルギーみたいなものかもしれないし…
だから半分はセルアウトしたって考え方も間違ってない、きっと。そんな奴らは認めないと言われてもそれはそれで受け入れられる。
「私はアナログのレコードしか聴きません」って人の為にレコードだけ作るつもりもないし、「インディーズじゃないと認めません」って人の為に自主制作のCD-Rを通信販売し続けようとも今は思わない。できればいろんな人巻き込んでワイワイ楽しくやれたらいいなと思う。
結局「楽しけりゃいい」みたいな所に落ち着いてしまうんだけど、グルーッて1周してきた人の「楽しけりゃいい」は突き刺さるから。
いつか俺も俺みたいにブツブツ文句ばっかり言ってる奴に煙草でもプカプカやりながら「でも、楽しけりゃ 別にいいんじゃねぇの…」ってサラッと言えるようになれたらいいと思う。