おばさんについての考察

最近 バイト先の改装工事が終わり、店の大きさが2倍くらいになったんやけど アルバイトの人数は増えず かわりにシルバー人材派遣というところから毎日5〜6人のおばさん(おばあさん??)がやってくる。失礼になるかと年齢なんかは聞かずにいるわけやねんけど多分平均60歳は越えているはず。とにかくよくしゃべるし声がでかい、呆れるほどマイペースで文句ばかり言う。観察しているとおもしろい事がたくさんある。最初は全員同じに見えたけど個人個人はやはり違う、それがわかってくる過程でおばさん達は大きくわけて3つのタイプに分類される事が明らかとなった。なったけど、まあそんな事はどうでもいい。たまたま毎日会う6人のおばさんを俺が3つのグループに分類しただけ。ただ一つよくわからんのは皆、飴 チョコレート オカキ なんかの菓子を持ち歩いていてそれをくれる、今までいろんなバイトをやったけどほぼ100パーセントおばさん達はお菓子をくれる。家から持ってきたと思われるお手製の料理、飲み物なんかもそれに含まれる。腹が減っている時にはありがたい
、別に腹が減ってなくてもその気持ちはありがたい。でもなんで「食べ物」なのか、これはおそらく全国的に共通であると思われ もしかしたら世界的にも共通であると思われ、それはもしかして宇宙的に……そういえば家の母親も小分けにされたお菓子を鞄に潜ませていたり 家にストックされていたような気がする。あれを仕事場の若者達にばらまいていたのだろか。一体目的はなんだ 「食べ物」を分け与える事自体が目的なのか その行為が何かのキッカケなのか 考えれば考えるほどよくわからない。そういえば いつもポケットにおにぎりをひとつ持ち歩いているおばさんが一人いるんやけどもしかしてあれも配る用か!?あの人肌に温まったおにぎりも誰かに食わせる気か?そのおばさんは「腹が減ったら自分で食べる」と聞いてもないのに言ってたけど、食べてるとこ見たことないぞ!

奴らは何か企んでいる。もしくは何か得体の知れない組織に操られている。高齢化社会問題の爆心地は俺の生活するところから思ったより近いみたいだ。

今日はせっかく俺が作った「厨房での仕事」マニュアルの「厨房」の部分を指さして「これなんて読むの?」と二人して聞いてきたおばさんに完敗した。でもまあ オカキとチョコレートもらったからいいか… あ、そういう事か。なるほど。