18/02/24 SAHOGAWA DESTROY

土曜日、吉祥寺のライブハウスWARPの店長レオナ君が少し前にポッグカウチナゲット、NOT GREAT MEN、Flying Izna Dropのメンバーと始めたバンドTibetan Mastiffが奈良NEVERLANDにライブに来るとのことで店の営業は夕方までにしてNEVERLANDヘ。ライブ前にTibetan Mastiffチームや同じく東京から来たSEMENTOSのメンバーも来店してくれた、最近吉祥寺WARPによく出演しているバンドと知り合ったり、飲みに行ったりする機会が多い。奈良からたまに行くくらいなので街のことはまだあまり知らないが、なんとなく東京の中でもローカルな感じがする街な気がする。飲み屋が多いのもいい。

店を閉めてから同じ奈良にある喫茶店Pleased To Meet Meに少し寄って、取り置いてもらっていた高円寺の円盤が発行しているミツザワ通信とカウンターのセールボックスに投入されていたfenneszのアルバムを購入し瓶ビールを1本飲んで店主島田君と少し話す。どうも最近奈良の界隈ではblogが流行っているらしい、流行っていると言っても島田君とAYNIW TEPOの堀と俺が書き始めただけだ。変な人達だがよく一緒にいるので考え方も似てきているのかもしれない。自分がblogを再開し情報発信の手段を改めて考え直したのは島田君の店で以前買って読んだ円盤田口さんの二〇一二を読んで考えること、感じることが大きかったからというのもあり、歳も近く自分の近くで暮らす友人である島田君や堀からの影響というのもあると思う。身近にいる人よく会う人からの影響というのはいつだって大きい。二〇一二は福岡に弾き語りで行った時にたまたま会って話すことが出来たボギーさんからも読むのを勧められたとても面白い本だ、機会があったら是非読んでみて欲しい。インターネットやSNSで目にする言葉からはあまり感じることのない、外気に触れずに発酵した美味しいのか美味しくないのかわからないものを食べたような気分、共感と反感が入り混じった刺激的な読書体験だった。

その後開演から少し遅れてNEVERLANDヘ。入り口でAYNIW TEPO堀と合流し会場で酒を飲みながらライブを楽しんだ。途中ライブハウスっぽい事件というか出来事もあったがそれも含め楽しい1日だった。結成して間もないTibetan Mastiffだがこの日のために練習してきてくれたLOSTAGEの戦争という曲のカバーをライブで演奏、自分達の曲なのに演奏が始まってしばらく気付かないくらい彼らの曲っぽくなっていた。ライブはかなりグチャグチャだったが、ステージで剥き出しになった状態の人間を結構久々に見た気がする。いい時間だった。物販に並べられていたTibetan Mastiffの長袖のTシャツを1枚もらった、少し前にロゴデザインを頼まれていたものだ。サイズ展開をXLしか作らないらしく、どう考えてもデカかった。どう着こなせばいいのか全くわからないが、デザインはなかなか良いと思う。気に入っている。行くのが少し遅れたのでイベント出演バンド全ての演奏は見られなかったが、観ることが出来たレコ発のSEMENTOSはじめNOT GREAT MENやfog、地元勢WEIRDとDROPCLOCKどのバンドも熱いライブだった。先日のNEVERLANDのライブでも思ったがこれでもっとお客さんが入っていたら更に良い日になっただろうと思う。田舎のライブハウスの難しいところかもしれない。

この日自分は出演していないがライブでテンションが上がってしまっていて酒を飲み過ぎた、打ち上げも参加させてもらったがほとんど記憶がない。いつも後で後悔する、同じことの繰り返しだ。ライブハウスで酒を飲むのは大好きだが、少し量を控えないといけない。打ち上げの後Tibetan Mastiffのレオナ君とケンタをウチに連れて帰り少し一緒に飲んで就寝。

朝起きたら、当たり前だがまだ酒が残っていた。残すのは酒ではなく、いい思い出にしたい。