Netflixは便利なもので、昔観た映画を観直したりするのにちょうど良い。音楽のサブスクリプションサービスも同じように、昔流行った音楽や当時レコードやCD、カセットで聴いていたもので買い直すほどでもないが久しぶりに聴きたくなったものなんかにちょうど良い。買い直す・所有し直すほどの思い入れはない、というのは制作サイドからすれば微妙な心持ちになるのかもしれないが、物としての売り上げが見込めなくなった作品を使って配信ビジネスから再回収する方向に物事が進むのは理解出来る。便利で乾いた世の中だ。
LEONを観た。前に見たのは公開当時の少し後だったので1995年頃だったと思う、映画館で観た記憶がないので多分レンタルビデオを借りてきて観たはずだ。なんとなく無口な殺し屋と少女の話だったことくらいしか覚えていない。高校の時の友人がLEONを観てジャン・レノと同じ髪型にしていたのも今思い出した。何年か前にそいつに会ったらいい感じに禿げていて、長い年月をかけてよりジャン・レノに近づいたようだった。
今だと大人の男と少女の純愛という設定自体がNGな気もするが、とにかくマチルダ役のナタリー・ポートマンが(当時おそらく13歳くらい)非の打ち所のない美しさで、彼女の長いPVを観てるような気持ちにもなる。マチルダを演じたナタリー・ポートマンは、大人になった後にこの経験について「子どもなのに性的対象として見られたことで、私自身の性的な関心は奪われたと思う。性的な存在になることが怖かったから」と不快感を語っていたようで、それについて少女が性的対象として消費される問題を提起していたようだ。
なぜ今LEONを観直していたかという話から逸れてしまったが、最近手持ちの観葉植物のことで調べ物をしていたら、映画の中でレオンが観葉植物を大事にしているという別にその時に探していた情報とは関係のない要らない情報を偶然目にしたからで、それからその植物が何なのかが気になってしまい、こうやって観直す羽目になった。そして、観直してスッキリした。
これだ。
なんか沢山植物を育ててたかと思ったら、これ一つを大事にしている。映画のストーリー自体にも深く関わってくるものなので、頻繁に登場するこの植物。
サトイモ科リョクチク属の常緑観葉植物、アグラオネマ。映画に登場したのはアグラオネマ・オブロンギフォリウム・カーティシーという品種のようで、[ LEON 植物 ]とかで検索すると情報が沢山出てくる。当時これを観て自分でも育てようと思った人が結構いたのかもしれない。
ヤフオクやメルカリなどで売りに出ているものは人気があるのか結構な値段で取引されている。いつか縁があったら育ててみたい。
