18/05/10 A BOY IN DREAMS 〜今月20日開催のワンマンライブに向けて〜

今日は店が暇そうな気配がプンプンする、今日暇かどうかは蓋を開けてみないとわからないので実際これから営業してみたら閉店時には意外な結果になっていることも多いが、今日は多分暇だろうそんな気がする。だって木曜の平日ど真ん中だよ。店に誰も来なくてもやることはずっとあるので、正味まったく暇ではないが店だけ見たら暇に見えるに違いない。近隣の方々にはいつも暇そうな奴だと思われているかもしれない。
出勤してまずは来月始まるBKTSツアーで発売になるコンピレーション参加曲のミックス確認、いい出来だと思う。ミックスの確認はどちらかというと主観より客観に寄った聴き方で確認する作業だ、自分では判断しきれない部分というのが多いように思う。こういう風に聴かせたいといった拘りがないわけではないが、聴いた人がどう感じるかを想像しながらの作業なので難しい。セックスとかそういった類のものと似ている、自分の気持ち良さも大事だがそれと同じかそれ以上に相手の気持ち良さも大事なのだ。今まで何度も作った曲を録音してきたしミックスの確認という作業もやってきたが、セオリーもコツもない。ミックスもセックスも奥深いものだ。並べると字面も似ている、一字違いじゃないか。一体俺は何を言っているのだろうか。


そんな話をしている場合じゃない。今月、20日LOSTAGEのワンマンのライブがある、渋谷のO-EASTだ。近頃ライブのチケットは開催直前にならないとなかなか動かない風潮があるらしい、ライブ直前でのスパートをこれからかけていかないといけないわけだ。俺がやりたいのは告知や宣伝ではなくバンドや音楽なのだが、これはこれでとても大事な話なのだ。

昨年6月にリリースしたLOSTAGEのアルバム[In Dreams]のリリースツアーファイナル。In Dreamsのツアー自体は今年の頭に一旦終わったのだが、そのうち東京は新代田FEVERと吉祥寺WARPの2箇所でワンマンをやらせてもらった。ありがたいことに両会場共にチケットはソールドアウト、東京の追加公演とツアーの集大成どちらの意味合いも込めての、LOSTAGE史上ワンマンでは最大キャパになる会場O-EASTで我々主催のスペシャル企画[A BOY IN DREAMS]を開催させてもらうことになった。去年の秋からチケットを販売し始め、今の所いい感じで売れている。ぶっちゃけると現状のチケット売れ枚数でも赤字にはならないし、ワンマンの集客としては過去最多の来客数になる予定だ。一安心といえば一安心。ただO-EASTのキャパ1200人に対して目標1000人の集客にはまだ達していない、出来れば売り切りたいところだが現実的な目標設定としては1000で自分達を褒めたい数字である、弱気でもなんでもなくそれが目指している具体的な目標だ。

[A BOY IN DREAMS]日本語に訳すと[夢みる少年]といったところか、身体はオッサンだが気持ちは少年。間違っていない、相変わらず夢もみている。心も体も少年だった頃にみた漠然とした夢はシェイプアップされ、オッサンになってみる夢がより具体的になってきたということだろう。このバンドがこれからも夢をみ続けるために。
今回のアルバムはリリースの仕方からツアーのやり方、その他作品に纏わるいろいろなことが今までとまるで違っていた。このやり方でどのくらいの結果を出すことが出来るのか、音楽を作ることと売ることのバランスや、日々の暮らしと音楽活動のバランス、大きな変化があり2017年から今年にかけてはバンドのそして自分の転換期だったと思う。バンドをやり始めた頃やどこかのレーベル、レコード会社などと契約していた頃とは全く別の考え方に切り替えていった、そうしなければ自分の思う音楽活動を続けていくことが出来ないところまで時代も自分の価値観も変化したということだろう。

数多あるバンドや音楽家にはそれぞれのやり方があり、その中に正解があるわけではない。自分のやり方や考え方が正義だという話でもない。ただ、今のこのバンドのいる場所や自分の考え方やり方を今の自分はとても気に入っている。そしてこのベクトルで自分の表現を育てていけたらと日々考えている。賛否両論あるのかもしれないが、正直自分と自分の表現、そしてそれを必要としている人達と向き合うことでいっぱいいっぱいでマスに媚びている暇が全くない。プロモーションも話題作りも大事だが、やっている暇がないのだ。全国をツアーで周り、自分の店からアルバムを発送し、店頭に立って1人1人に確実に自分の手から手渡されていったアルバムを聴いてくれた人の約4人に1人がその日のライブに集まるなんてことは普通に考えるとなかなか難しいことだろう。2018年の5月20日渋谷に1000人LOSTAGEのIn Dreamsに何らかの思い入れのある人達を集める、目標としてこれほど具体的で理想的なものはないのではないか。

もちろんライブには1人でも沢山の人に来てほしいと常々思っているが、売れないチケットをばら撒いて頭数を増やしたり友達を集めて騒ぎたいわけではない。そこにいる1人1人とどこまで向き合って演奏出来るのか、もらったお金や気持ちと引き換えに何を返す事が出来るのか、それを現場で確かめたい。このアルバムを出した事で生まれた気持ち、それによって会いたいと思うようになった人達に会うための場所と時間だと思っている。

実現可能かどうかはその日になってみないとわからない。おそらくこのブログにここまで目を通すのは、LOSTAGEもしくは俺に既に興味のある人達だろう。これは拡散を希望する宣伝広告というよりは、俺個人の想いであり自分を確認するための記録だ。自分を鼓舞するためのステートメントなのである。目標の人数が集まらなかったとしても何一つ諦めることなどなく、これからやる事が変化するだけだ。集まったとしたらその先にやる事がまた変化するだけなのである。叶えるための夢ではない、み続けるための夢なのだ。今燃やし前へ進むための夢なのである。

1度は作品を通じて交わったLOSTAGEをサポートしてくれている全ての人に感謝し、そしてこれからも夢をみ続けてもらうきっかけの1日になるといい。2018年5月20日渋谷TSUTAYA O-EASTをとても楽しみにしている。


悪夢かもしれないが。



http://lostage.co/post/173324494007/20180520sun-shibuya-o-east


2018/05/20(SUN) / SHIBUYA O-EAST
LOSTAGE In Dreams TOUR FINAL
[ A BOY IN DREAMS ]


OPEN 17:30 / START 18:30
ADV 3500yen+1drink / 学割 1000yen+1drink


席種 : スタンディング


チケット扱い :
ぴあ (Pコード:349ー960)
ローソンチケット (Lコード : 72480)
e+
O-EAST店頭 ※一般販売のみ


問い合わせ : シブヤテレビジョン TEL 03-5428-8793 (平日12時〜18時)


主催 : THROAT RECORDS
制作 : シブヤテレビジョン

※チケットの紛失などによる再発行は行いません。
※小学生以下無料 :保護者の方御同伴をお願い致します。
【保護者1名様につきお子様2名様まで】
※学割チケットをご購入の方は、当日入場する際に学生証とご本人様確認をさせて頂きます。
【チケット購入時に学生の方対象※中学生〜大学・短大・専門学校生】
※当日に学生証をお忘れの方は学割チケットでのご入場をお断り致します。必ずご持参下さい。