待つ

何か本でも読もうかなと古本屋で並ぶ背表紙を眺めていたらこの本に出会った。著者の本は学生時代に(確か「人はなぜ服を着るのか」だったと思う)教材として読む機会があって、そこからたまに本屋で見つけたら買って読んでいる。難しいので読んでも理解出来ない箇所の方が多いが、考えながら読むのは頭が運動している感じがしていい。

手紙、携帯電話、ミック・ジャガーと宮本武蔵、太宰と走れメロス、カウンセリング、介護、過去現在未来、窯変、発酵、ゴドーを待ちながら。テーマを移ろいつつ、臨床哲学の視点から書かれた「待つ」とは何かについて。

それにしても昔に比べて「待つ」ということが少なくなった。

今日、島根から遠路はるばるご来店いただいたお客さんからの頂き物。美味しかった。