2019年11月20日、今日でTHROAT RECORDSの実店舗を最初にオープンしてから7年が経った。それがついこの間のような気もするし、かといって色んなことを忘れているのでそのくらいの時間は経ったのだと思う。早い。
たまたま見つけた店舗物件を勢いで借りて大阪のレコードショップFLAKE RECORDSのダワさんに空の店舗物件の前から「奈良で中古レコード屋やろうと思うねんけど」と電話で相談したら「絶対やめとけ」と言われてから7年も経った。無理だったらすぐ辞めて何か別の仕事でも探そうと思っていたが、やってみたらなんとかなった。なんでもそうだと思うが、やってみないとわからないものである。
これから何か新しいことを始めようと思っている人。事業計画や資金繰りなど色々とやることがあるだろう。それはそれで必要な準備だと思うが、まずはとりあえずやってみる。一歩踏み出してみるというのがいい。ある程度準備が整ったら最初の一歩は何も考えず思い切り踏み出そう。こんないい加減な人間が人に偉そうに言えることなど何もないが、自分の店や自分の所属するバンドはこれから何かをやろうとしている人の味方でありたい。
今日は区切りの日だが、かといって7周年のイベントもなく、別に来客が多いわけでもなく、いつもと同じように店を開けた。少しだけ早めに出勤して店の前をいつもより少し丁寧に掃除したくらいである。今日は店内も少し細かく掃除しようと思っている、腰が痛い。7年で店も汚れたが、自分の体も歳を取る。
同じような毎日、平坦な日々の暮らしは放っておくとすごい勢いで通り過ぎていく。ありきたりだが、そんな1日1日を無駄にせず生きたい。なんでもないようなことが幸せだったと思う、THE 虎舞竜も歌っていた。だいたいそういうのは過ぎた後に気付く、歌詞も過去形だ。後で気付いても遅かろう。
不定休で休みが多く、急な営業時間変更もしょっちゅうでご迷惑おかけしておりますが、普段から気にしてくれている皆様のおかげでなんとか今日まで続けてくることができました。ありがとうございます。今後とも何卒、THROAT RECORDSをよろしくお願いします。
本日もいつも通り営業中、ご来店お待ちしております。
トレードマークの鹿も板に付いてきた。
レコードプレーヤー周りの備品などを陳列するガラスショーケースを最近設置、中古だが味があって良い。
店内の壁の出っ張りをタイルで装飾中、小さなタイルは専用の道具でけがいて割るのが難しくかれこれ3ヶ月くらい続けている。思えば7年間ずっと店を作り続けてきたような感じだ、これからも作り続ける。
もともとは十三FANDANGOに貼ってあったポスター、友人が所有していたものを無理言って譲ってもらった。バンドは活動を止めライブハウスは移転、時の流れを感じる。それでもやるのである、やるしかない。
買い取った中古レコードをチェックするターンテーブルTechnics SL-1200MK3D、ほとんど壊れない、タフでいい。最近カートリッジをSHUREのV15 TYPEⅢに変えてみたら、好みの音だった。最近またレコードを聴くのが楽しい。
奈良の古物商人
2012/11/20 - 2019/11/20
THROAT RECORDS HP
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