こないだネットオークションで落札したMCカートリッジortofonのMC10が届いたのでいつも使っているshureのM44Gと入れ替えてみた。
ケーブルとか電源とかでも音が変わるという話はよく聞くけれど、針やスピーカー等の音が発生する部分と耳に入ってくる手前のパーツの入れ替えが音の変化の一番わかりやすい部分じゃないかなと個人的には思っていて、いろいろと試したさがある。
ただ針もピンキリあって安いものはレコード1枚分くらいの値段で買えたりするし、高いものは車が買えるくらいの値段したりするので、身の丈に合った機材選びをしないといけない。身の丈ってなんだよクソっ、、。
今聞いてるortofonのMC10は70年代の終わりくらいに発売されたものらしく、人気のあるMC20とかよりは安く手に入るもののよう。普段使っているshureのM44GはMM型のカートリッジでこっちはMC型、他にもIMとかVMとかカートリッジには何種類かあるようで、ややこしい。主流はこのMMとMCの2つ、何種類もあるのは特許とかの関係もあるのだろうか。針で受けた溝からの振動を使ってカートリッジ内で発電する時の発電の仕組みが違うらしい。
カートリッジやトーンアーム、レコードプレイヤーの発売年や会社の歴史などを調べていると時代背景や当時の音楽業界の隆盛なんかが想像出来て興味深い。
MCカートリッジは針交換が出来ない一体型のカートリッジなので折れたり劣化したらこれごと交換するしかないようだ。赤いボディが可愛い。
もともとこれが取り付けてあったSMEのシェルもTechnicsの純正シェルより軽量でスポーティな面構えだ。
MCカートリッジはMM型よりも出力が小さいので昇圧しないといけない、店の試聴機で使っているSONYの555ESL(地元のおじいさんが「使ってないからやるわ」と言ってくれた)というアンプは昇圧機能が内蔵されていてMC/MMの切り替えのスイッチがある。単体のMCカートリッジ用昇圧機を持っていないのでこのタイプの針はここでしか使えない。いつか欲しいと思いながら何年も経ってしまった。
以前頂き物のDENON DL-103というMCカートリッジを試聴機に使っていたらいつの間にか針が折れていた。誰かが試聴しながらスクラッチでもしたんだろうか。試聴でスクラッチをしてはいけない、それがSL1200MK3DにM44Gだったとしても試聴でスクラッチはダメだ。
日記を書いていて折れたDL-103のことを思い出し腹が立ってきたので作って貼った。命令口調はキツ過ぎるかもしれない、PLEASEも後で貼った。中学で習った英語だ、間違っている気もするがまあいい、意味がわかれば。
こいつはこいつで、安心感があっていい。今日は針を交換しながらいろいろレコードを聴いてみようと思っている。
ご来店お待ちしております。