18/06/13 BEAUTIFUL LOSERS

ツアー用に作っていたTシャツの在庫確認と梱包作業を1日やっていた。たまたま店に来てくれていた常連に手伝ってもらって作業完了。

THROAT RECORDS営業終了後、以前からGEZANマヒトに勧められていた映画[ BEAUTIFUL LOSERS ]を観る、とてもいい映画だった。元気が出た。


最近読んだネット記事

[OTOTOY]小野島大さんによる鈴木竜馬さん(unBORDE代表) × 竹中直純さん(OTOTOY代表)対談
https://ototoy.jp/feature/2018060101

[現代ビジネス]柴 那典さんによる若林恵さん(元WIRED編集長)のインタビュー
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55966

どちらも興味深く面白かった、音楽のことを話しているようで話していなかったりまたその逆も。


こういった記事を読んでというわけではないけれど、やはり音楽の聴き方がここ10年とかで劇的に変わってきている。CDから配信販売へ、配信販売から定額制聴き放題へ。その先に何があるのかは知る由もないが、自分の作った音楽をどのように聴いてほしいかを改めて考えるきっかけになる記事だと思う。ここ数年いろんなニュース記事を読んで気になっていたのは、世界と比較してこれからの日本の音楽業界を語りがちな傾向。日本ではないどこかの国のやり方が最先端だとしたら、その先っぽを追いかけていく必要が果たして自分達の音楽に必要かどうかということだ。
欧米の音楽業界の価値観が自分達の音楽を伝えるために必要かどうかの答えは今のところまだ何も用意できていないが、自分の音楽が定額配信でどんな音楽とも並列で聴かれるようになって欲しいとは未だに思えず。このご時世、スマートじゃないし古い考え方かもしれないが、しばらく放置していたLOSTAGE過去作品のサブスク配信を取り下げてもらうよう再度手配した。
食べ放題のバイキングに行って腹一杯食事したい日もあるし、コンビニの弁当で空腹を満たすこともあるが、回らない寿司屋で贅沢したい日もあるし、漁港の市場で獲れたての魚の刺身を食べに行きたい時もある。音楽も同じなんじゃないか。金になるかならないかを考えるよりも、まず先にここにしかないものを作って届けるためにどうすればいいかを考えたい。



上の記事で若林恵さんの本のことを知ってAMAZONで買った[さよなら未来 エディターズ・クロニクル 2010-2017]を今読んでいるところ。