18/01/30 LOSTAGE In Dreams TOURを終えて

昨日ライブ遠征から帰ってきました、鹿児島から。

鹿児島に行ってたのはASPARAGUSのアルバムリリースツアー地元WALK INN STUDIOの野間太一君企画のイベントに参加、地元のNo edgeと主役ASPARAGUSと共演。ASPARAGUSのアルバムリリースツアーは奈良編も誘ってもらって去年我々のホーム奈良NEVERLANDでも共演したところだったんですが、ツアー中ということもありライブ仕上がってる感じがしていい演奏が見れました、その時に初めてお会いしたアスパラの音響で帯同されていた岸さんの作る音との相性も良くて、最近のアスパラのライブかなり良いと思います、個人の感想。地元No edgeもエッジが無いというよりは、むしろエッジがあり過ぎる方のロックバンド。Burning AirlinesのSEで登場した彼らのライブは初めてみたんですがSEからの流れ、予想裏切らない感じで良かったです。ギターボーカルのトミーは彼が前にやっていたバンドNew Coastの時から知り合って、今に至ります。物販で個人ディストロなどもやっていて、音楽が好きな姿勢というか雰囲気が伝わってきていい、良い奴です。たまに関西にもツアーやプライベートで来た時は店に寄ってくれたり、ちょっと変な奴ですが。久しぶりにあえて良かった。

鹿児島の前日、27日は沖縄Outputにてライブ。我々LOSTAGEのアルバムIn Dreamsのツアーの最終日。もともとIn Dreamsのツアーは沖縄行く予定なかったんですが今回のツアー組んでる時に沖縄で活動する3ピースロックバンドteoraのふーちゃんから連絡あり、是非来て欲しいとのことでお言葉に甘えて行かせてもらいました。多分3年か4年ぶりの沖縄。最近奈良、というか全国的にかなり寒かったので沖縄は暖かかったらいいなと思って行ったんですが、思ったより寒かった。地元の人に聞いたらちょうどここ2、3日寒い日が続いてるとのこと。タイミングですね。とはいえ奈良よりは全然過ごしやすかった。前日の26日の朝の飛行機で沖縄入りして、夕方から地元の友人たちと飲む。何年か前まで富山にいたタケマサの働くKARIYUSHI COFFEE AND BEER STANDにて。タケマサは我々が初めて沖縄行って桜坂セントラルでライブやった時の企画してくれた人です、未だに何者なのかつかみ所がないけど元気に暮らしているようで良かった。今回の企画地元のteoraふーちゃんやaieumのヤスもそうですが、沖縄に、沖縄だけではなく自分の街から離れた場所にライブで行けるのはその街、地元を拠点に活動している友人達のおかげです。特に田舎は。自分も田舎暮らしなのでよく思います。大都市だとライブハウスに直接交渉してライブ企画を持ち込むのも比較的やりやすいとは思うしね。バンドの規模感とかにもよると思うけど。

久しぶりの沖縄ライブは思ってたよりも人集まってくれて大盛況、今回ツアー会場での販売が肝になるCDもいい感じで売れて一安心。共演のteora/aieum/The HypesにOutputのみなさん、ありがとうございました。なかなか頻繁にライブで行くことの出来ない街ですが、またリリースとか何かしらのいい機会があれば必ず。沖縄ではいつも行く丸安はじめ何店舗か沖縄そばを食べましたが、味があっさりしてるので毎日食べられるものだなぁと思いました、地元の奴に聞いたらあまり食べないとのこと。地方の名物とかってそんなもんかなと思います。俺も奈良漬とか食わないし。

沖縄でのライブでは横浜から少し前に現地に半移住したLEF!!! CREW!!!のWSZ80こと鷲巣さんや地元のDJキムさんdownyのロビンさんとかoff season田港達にも久しぶりに会えた(田港とは前日にも飲んでたけど)。離島でめちゃくちゃ大都市でもないので、意外な感じで皆知り合いだったりするのは地方都市のいいところだなと思ったり、奈良もそういうところちょっとあると思う。鷲巣さんの働き始めたという美栄橋のONにも今度沖縄来た時は行ってみたい。

沖縄では前日の空き時間もあったのでレコードショップも何軒か回りました。宿泊先の近くにあったので最初に行ったのがMusic Punch Recordsてお店だったんですが、見やすい商品陳列と良心価格設定。そこでの買い物の時に「初めて来られましたか?」と聞かれたのではいと答えると、地元のレコードショップをまとめた手作りの地図をくださってそれを見ながら他の店を回ることにした。こういうのとてもいいと思う、俺も奈良のレコードが買える店、ジャンゴやWheels Of Steel、Pleased to meet meとかを地図でまとめて店に紙で渡せるように置いておくようにしようかなと思いました。まだやってないけど。小さな街のレコードショップとかは、1店舗だけであるより何店舗かでお客さんの流れが出来た方がいい気がするし、自分もツアーでどこかへ行くとそうやってブラブラと見て回るのが好きなので。事前にネットで調べたり、知り合いに聞いたりはしてたけど結局自分で歩いてみて、歩きながら考えたこととか街の空気とか、途中で寄った喫茶店とか、そういうのが買ったレコードの内容より自分の中に残ってたりしますしね。偏った趣味の話だとは思うけど、、。Music Punch Recordsから古本とレコードのテルヤ商店、アンティークとSP盤のしんあいでんきと回ったあと、結局カリユシコーヒーに早めに着いて飲み始めてしまったので、そっから行こうと思ってた宇座商店や週末のみのGOOD MUSIC RECORDSは辿り着けず。車でしか行けないCD屋、波の上 music、円盤屋、あと大型のリサイクルショップとかもまた次回来た時に時間があったら行きたい。何年かに一度来るとかなので、店が無くなってたり、新しく出来てたりとか、そういうのも当然ありますよね。メルクマールとかロマン書房がなくなってたの残念だけど、沖縄また今度来たら新しい何かが増えてたりして面白くなってたらいいなと思います。

鹿児島ではレコードショップをチェックする時間がなかったので、たまたま前を通りがかったモッキンバードに寄りました、そこでも何枚か購入。やっぱりライブで行くと時間が合間合間になってしまうのでゆっくり時間作って旅行とかでも行けるといいですね、全くそんな余裕ないですが、、。地方で中古レコード屋とかリサイクルショップとかに行く話をすると、買い付けか?と聞かれることがあるけど、なかなか買い付けて利益になるようなものって売ってないので殆どが私物というか自分で聴く用です。聴かなくなったものを自分の店の店頭に出したりもしてますけど、所謂セドリというか転売で商売になるような世界でもないのかなと、5年やって思います。やっぱネット影響で相場がある程度均一化してて、どこで買ってもあまり値段が変わらないっていうのが大きいんじゃないでしょうか、ピンポイントで欲しいものがあればだいたい皆オンライン購入してると思うし。あてもなくレコード屋に行って、意地でも何か買って帰る。みたいなそういうのはもう古いのかもしれないけど、その辺のプロセス込みの価値観が死に絶えないように自分の店守っていけたら良いですね。やっぱ仕事でやるって考えたら、自分で作ったものを自分で作って売っているという付加価値も込みで売る、もしくは個人から安く中古買取したものを一般相場を考慮し適正価格で売る、のどっちかでそこら辺はこれから自分の店とか音楽活動とか続けていく課題としてずっとあるんだろうなと思う。まあでもレコード屋でレコードとかCD物色してる時は何も考えずに聴きたいとか欲しいとかだけの理由で買ってますけど、癖とか習慣または病気みたいなもんです。


そんな感じで、沖縄鹿児島とツアーで行って、LOSTAGEのIn Dreamsツアーもひと段落しました。

各地興味を持ってご来場いただきましたみなさん、共演者とライブハウスの皆さん、ありがとうございました。

ツアーをやりながら、今回のツアーのこと、アルバムのリリース方法、これからLOSTAGEをどうするか、とか考えてたんですが。どうしたらいいのか、というのは正直わからないまま今に至っています。ひと段落したら何かしら整理されて、今後の展開とかはっきりしてくるかなと思ってたんですが、甘かった。当たり前ですけど、これだ!みたいな答えがあるわけじゃないし、誰かのやり方模倣してどうこうなる問題でもないので。

ただただ自分の感覚の話でしかないですが、今いろんなことを考えるのにとても生きにくいというか、自分の考えを成熟させる前に邪魔なものが多すぎるなというのがあって。何かしらの方法で距離を置くというか、自分のやり方を維持できる場所を確保しないとこれからどんどんしんどくなっていくんじゃないかなと思い、何と距離を置くのかっていうのも漠然としてるので伝えにくいですが、時代とかシステムとか、流行とか、情報とか、色々ですね。このままではヤバいっていうのが昔からずっとあって、もしかしたらこれ何かの病気なのかもしれない気もするんですけど、、何かを変えて、確認してっていうのが必要な時なんです多分。変えて確認する段階なので何かこれこれこういったことをやっていきます!みたいなことを明言出来るわけではないんですが、なんとなく変化はこれから伝わっていくかもなと思います。

霞を食って生きる仙人みたいな生き方が出来る人なんてなかなかいないですし、そもそも俗っぽい価値観とやり合って生きていくことを選んだ暮らししてるんで、断絶ではなく距離を置く、距離を保つっていう考え方になんのかな。中途半端というか、グレーというか。思い返せばこういうグレーなテンションってもうずっと、バンド活動し始めてから変わってない、うんざりしつつ開き直りつつ。それはそうと、距離を置くとか、距離を保つっていうことが最近はあまり良い事とされてないような風潮があるからな。時差とか距離とかゼロが良い、みたいになってきてる気がすんですよね、同じ時間にいるとか、同じ感覚を共有してるとか。それが非常にキツくなってきた。繋がりって一見して一聴して良い言葉のような雰囲気出してきよるんですけど、意識が内に向かいにくくなるというか、なんだろう、他者を意識し過ぎて麻痺するっていうか。自分にとってそれが心地良かった時期もあったんですけど、今はちょっとキツくなってきてて。馬鹿だからわからなかったですよね、今まで。あまり考えた事もなかったし。普通の感覚で、、、普通って一体なんだよ!っていうのが大前提としてあるけども、、今の世の基準から、わかりにくさで取り残されてしまわないよう、少しリハビリが必要です。言葉を使って伝えるということを蔑ろにしてき過ぎたな、、、。


誰かに何かを伝えようとするのに1日に何度も自分の宣伝をしたり、人の死に関する誰かの言葉にいいね!がたくさんついてたりするんですよ。

何がいいのか俺もうわかんなくなってしまったのか、、。



あ、In Dreamsのツアーは終わりましたけど、アルバムは引き続き色んな人に興味持ってもらえたらと思います。THROAT RECORDS実店舗と、そのオンラインショップ、LOSTAGEのライブ会場で販売してますので、引き続きよろしくお願いします。

http://throatrecords.tumblr.com/
http://throatrecords.ocnk.net/
http://lostage.co/