レコードプレーヤ

店で使っている試聴機のターンテーブル、TechnicsのSL-1200MK3Dスタイラスライトの電球が切れていたので仕事の合間に小一時間格闘し電球をLEDのものに交換。純正のパーツが手に入らなさそうなので抵抗を取り付けたりとちょっとややこしかったがなんとか使えるようになった。スタイラスライトがつかなくても問題なく使えるといえば使えるのでやらなくてもいい作業だったかもしれないが、なんとなく壊れているところがあれば直しておきたい気分だった。壊れたら自分である程度直せるくらいの機械のが安心して使える。話しかけたら返事をしてくれるような家電は正直怖いのである。 

 

自宅用にアンプを中古で買ってからオーディオ機材への興味が盛り上がってきている。最近はネットオークションで何かいいものはないかと頻繁にチェックしているが、世にはオーディオマニアがたくさんいるようで、いいなと思うものはなかなか値段が上がっている。急いでやらないといけないことでもないので、時々スピーカーケーブルを交換したりカートリッジを変えてみたり。良さそうな高い機材はいつか手に入れられたらいいが、お金をかけることだけがオーディオの楽しみ方でもない。と思う。いや、わからない、奥が深すぎて。

 

先日これもネットオークションで1960年代のSONYターンテーブルを落札した。見た目ボロボロで不安になるほど安かったが、なんとか通電と音出しはチェック出来ているようで、届いたら手入れして使ってみようと思っている。今までターンテーブルはTechnicsのSL-1200シリーズとポータブルのものしか使ったことがない。ベルトドライブだと音がどう変わるのだろうか。果たして俺の耳でその違いがわかるのだろうか。わからなくても別に気にしなくていいと思うが、マニアがウンチクを垂れ流したくなる気持ちもわからないでもない。面白いから。

 

昇圧機を持ってないので自宅で使えないがMCカートリッジも試してみたい。

 

f:id:hostage:20191031160028j:plain

この繋ぎ方でいいのかわからないがとりあえずなおった

f:id:hostage:20191031161620j:plain

やはりフィラメントの電球の方が光が柔らかくてよかったLEDはなんかパキっとしている

 

Kore Kara

朝から娘の通っている小学校の親子清掃というのがあり、娘を連れて小学校へ。すぐ終わるものかなと思っていたが、がっちり2時間の教室内清掃とグラウンドの草むしり。もうすぐ運動会があるので草むしりは入念に。疲れた。

昼過ぎてTHROAT RECORDS出勤、土曜っぽく平日よりは来客数多め。「なんか疲れてますね」などと言われる。確かに。疲れているから仕方ないが、接客業で顔に出てはいけない。だいたいいつも疲れている、疲れた顔は生まれつきだ。

今日はTHROAT RECORDSから徒歩2分、弟の営んでいる居酒屋Kore Karaの2周年。まだ2年しか経っていないのかという気がしている、もっと昔からあったような。椿井市場という立地も関係があるかもしれない。うちと同じく不定休で休みの多い店だが、地元の常連さんや遠方から来られる方々の憩いの場としてこれからも末長く続いていってほしい。

自分の店を21時に閉めたらKore Karaで一杯やって帰る。

 

BGM : CARD / TUNNEL VISION

今日は1日これをリピート再生していた。9曲目に収録されているBE A BOYという曲はベースの白神君が歌っているらしい、あの人はこんな声で歌うのか。アルバムの良いフックになっていて、好きな曲だ。皆相変わらずやっている、俺も相変わらずやっていこう。

LOU DOG酒場

昨日、THROAT RECORDSは休み。午前中から家の用事などを済ませ午後から準備して大阪心斎橋へ。アメリカ村の中にあるLOU DOG酒場でSPREADのTAKUYAさんに誘ってもらった大阪喫茶部定例会に初参加、弾き語りソロ。

SPREADといえばたまにインタビューなんかでも話したことがあるのだが、自分が16歳か17歳の頃に初めてライブハウスで目撃したバンドである。高校の友人とチケットを取ってBad Religionの来日公演を観に大阪のIMP HALLというところへ行くことになり、その時にオープニングアクトで出演していたのがSPREADだった。ライブ自体が初めての体験、前座やオープニングアクトがどういうものなのかもわかっていなかった。とにかく大音量の演奏が始まったことに興奮した我々は、最前列まで突撃してもみくちゃにされながら必死でステージを見上げていた記憶がある。

平日のライブだったので学校が終わってから制服のままでライブへ行った。他に学校の制服でライブに来ている人は周りにおらず友人と2人恥ずかしい思いをした、今となってはいい思い出だ。ライブが終わった後は友人と汗だくで電車に乗り、その日のライブを反芻しながら家に帰った。次の日の学校は全身筋肉痛と耳鳴りで授業どころではなく、しばらくはライブのことばかり考えていた。そして今すぐにバンドを組んでライブをやらなければいけない、そんな気持ちになっていた。

あの日がなければ今自分はバンドをやっていなかったかもしれないし、あの日がなくてもバンドを続けていたかもしれない。そんなことを今考えてもわかるわけがないのだが、あの日見上げたステージの上にいた人が今日もこうやって歌っている。

音楽は得体の知れない厄介なものだ。23年前の記憶を手繰り寄せ、もうすぐ40歳になるおっさんに語りかけてくる。

「今すぐにバンドを組んでライブをやらなければいけない」

幸い歳をとった自分は今バンドを組んでいるし、来週にはライブもある。筋肉痛も耳鳴りももう慣れてしまったし制服を着ることもなくなってしまったが、まだまだこれからもやることはある。

f:id:hostage:20190926175844j:plain


BGM : Bad Religion / Recipe For Hate

 

 

LOSTAGEのワッペンとTHROAT RECORDSのドリップバッグができたのでオンラインショップに追加しました。

http://throatrecords.ocnk.net/

秋ですな

f:id:hostage:20190927164804j:plainf:id:hostage:20190927173506j:plain

 

ベニエ

店を開ける前に弟の店kore karaへ行き、そこで昼の間だけたまに営業しているピークスベニエへ。ベニエっていうのは丸くなってないドーナツみたいなやつ。

f:id:hostage:20190922155839j:plain

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%8B%E3%82%A8

よくTHROAT RECORDSにも来てくれる大久保さん夫妻がやってる店で、差し入れでたまに食べさせてもらったりしてたけど出来たてのベニエは最高に美味かった。それとチコリコーヒーも。

https://www.instagram.com/peaksbeignet/

 

その後THROAT RECORDS開店、今日は祝日の割にゆっくりした一日だった。一服しに店の前に出たら、珍しく鹿が前の道まで降りてきていた。1年に1回あるかないかくらいの頻度で鹿がこの辺まで降りてくる。親子だったのか、腹が減っていたのか、わからないが植え込みの植木を食べていた。

f:id:hostage:20190923161359j:plain

夕方頃、大阪へベースのメンテに行っていた堀が帰ってきたので2人でビールを飲みながらA Tribe Called Questドキュメンタリー映画Beats Rhymes & Life; The Travels Of A Tribe Called Questを一緒に観た。いい映画だった。

 

BGM : Tribe Called Quest / The Low End Theory

  

 

MEAT EATERS RECORDING DIARY : DAY 3

MEAT EATERSアルバム録音、3日目。無事に収録予定の9曲のベーシックを録り終えて、ベースのリアンプや少し仮歌録音など。

f:id:hostage:20190919184017j:plain

 

f:id:hostage:20190919183957j:plain

ギターのダビングや歌の録音は後日に持ち越し、今の所いいペースで作業は進んでる。

f:id:hostage:20190919154444j:plain

ギター少年マツモトジュンペイ

f:id:hostage:20190919184206j:plain

最初に仕事を終えたドラム吉木。Tシャツかっこいい。

f:id:hostage:20190918145833j:plain

クールガイ確認中。

 

店の仕事や自分のバンドの練習などもありスタジオには出たり入ったりだったが、温度のある良いレコーディング現場だった。

完成まではまだまだだが、今からとても楽しみだ。

 

せっかくなんで、動画など。


MEAT EATERS RECORDING DIARY : 1

アルバム収録曲「泥棒」ギター録音風景、ジュンペイさんはギターミスると突然デカイ声で「あーっ!!!」と叫ぶので毎度ビックリする。ギターを弾いている時のジュンペイさんは少年のような顔をしているな、と思いながらこっそり撮影していた。このアルバムに収録されている曲の中で個人的に1番好きな曲だ。


MEAT EATERS RECORDING DIARY : 2

アルバム収録曲「レミング」録音チェック。この曲は2012年にCDRでリリースされた前作「4tracks」にも収録。現メンバーでの再録である。細かいアレンジやテンポ感など、楽曲が生まれ変わっていく現場の様子。


MEAT EATERS RECORDING DIARY : 3

スタジオにあったGIBSONのB-25ってアコギがいい音だった(40万とか言ってるけど、中古で20万ちょっとらしい)。途中からDinosaour Jr.のThumb弾き語りに。和製ダイナソージュニアとかいわれてたな、昔。ジュンペイさんはどっちかというとセバドーの方が好きだと言ってました。

MEAT EATERS RECORDING DIARY : DAY 2

MEAT EATERS新作アルバムレコーディング2日目、昨日は作業がスムーズに進んだので4曲目のベーシックからスタート。場所にも慣れてきてこのまま順調にいくかと思いきや、、、

f:id:hostage:20190918154751j:plain

リーダーでギターボーカルのジュンペイ氏、移動日からずっとテンションが高い。とにかくずっと喋り続けている。

f:id:hostage:20190918151655j:plain

ベースとコーラス担当、キャプテン。安定したプレイとクールなキャラがジュンペイさんと対照的。

f:id:hostage:20190918145924j:plain

ドラム吉木、音も身長もデカイ。

 

5曲目のベーシック録音途中、ギターのチューニングが何か気になるということになりエンジニアKC君とジュンペイさんとでオクターブ調整することに。と、その時ジュンペイさんのテレキャスターに異変が。ギターの弦、2弦が2本張られている。本来3弦が張られていないといけない場所に2弦が張られている。1弦2弦2弦4弦5弦6弦。チューニングが不安定になるはずである、急遽弦を張り直し録音再開。ここまでの4曲はギターのみ再度録音し直すことに。

この展開、現場の空気は最悪になるかと思いきや、ジュンペイさんはめちゃめちゃ笑っていた。俺もめちゃめちゃ笑った。キャプテンと吉木はぐったりしていた。

f:id:hostage:20190918151850j:plain

少し反省していたようだ。この男、やはり只者ではない。

そこから挽回、2日目も7曲目までベーシックを録音して終了。いいペースだ。再録するギターもまだここから更に良くなると思えば、楽しみも2割増。ポジティブにいこう。

録音終了後、メンバーとKC君と俺で奈良の老舗のおでん屋「竹の館」へ。アルバムタイトルや、プロモーションの方法、リリースに纏わるツアーの話など。これからまだ決めないといけないことはたくさんある。いい作品を大事に広めたいし、売りたい。

 

 

MEAT EATERSの今回のアルバム録音に現在使われている機材リスト。メンバーにまとめてもらった。こういうのもチェックしながらアルバムを聴く、というのもなかなか乙であろう。

 

f:id:hostage:20190918150106j:plain

GUITAR : Fender USA telecaster90年代

f:id:hostage:20190918150247j:plain

AMP : Fender twinreverb

f:id:hostage:20190918150146j:plain

GUITAR EFFECTOR : timmy overdriveFat rat

f:id:hostage:20190918150002j:plainBASS : Fender USA Precision Bass 72年製

f:id:hostage:20190918150016j:plainHEAD AMP : GALLIEN-KRUEGER/Fusion 550

f:id:hostage:20190918150008j:plain

BASS EFFECTOR : Satellite Amplifiers/BASS ERADICATOR

SOUND SPRITE/SSM-R

EX-PRO/FL&FA

f:id:hostage:20190918145947j:plain

Ludwig 80's kit
kick 26x14
floor 18x16
tom 14x10

snare
Ludwig Black Beauty 14x6.5
Ludwig Raw Brass Phonic 14x6.5

Cymbal(全部zildjian)
Ride
A Zildjian 24inch
A custom ping ride 20

Crash
A custom projection crash 20

Hi-hat
Z3 hi-hat 15

fx cymbal
ZIL-BEL Volcano Cup 7.5

Pedal
Tama iron cobra rolling gride

Stick
LosCabos 5B Intence


 

 

 

 

MEAT EATERS RECORDING DIARY : DAY 1

昨日夕方18時、奈良THROAT RECORDSを空の機材車で出発。単独東京へ。西名阪・東名阪・伊勢湾岸道・新東名・東名の高速道路を縫って海老名SA23時過ぎ到着。

f:id:hostage:20190916232355j:plain

海老名SAにてMEAT EATERSのリーダージュンペイさんと合流。
f:id:hostage:20190917001559j:plain

ジュンペイさんとギターを乗せて東京へ、24時頃ベースキャプテン自宅にてベースアンプとベースその他機材積み込み。ベースのキャプテンが昔やっていたcaroline rocksというバンドのプロデュースで以前一緒にアルバムを作ったことがある。もう10年くらい前か、時の経つのは早い。こうしてまた一緒に作品を作ることになったのも何かの縁だ、きっといいものが出来る。

f:id:hostage:20190917003403j:plain

 24時半頃、ドラム吉木宅にてドラムフルセットとギターアンプ、そして大男(身長約2m)積み込み。吉木加入後からMEAT EATERSの活動が加速していったように思う、今回のアルバムをTHROAT RECORDSからリリースすることになったのも吉木の加入が大きかった。生意気な奴だが、いいドラマーだ。

 

 MEAT EATERSのアルバム制作に必要な人間と機材一式をピックアップし、奈良へ。

 

今回のMEAT EATERSのアルバムはTHROAT RECORDSレーベル周辺バンドはよくお世話になっている奈良のstudio MORGにて。3日間の泊まり込み作業。

f:id:hostage:20190917073318j:plain

今朝、7時過ぎにstudio MORG到着。奈良東京間、往復約13時間の弾丸移動。限界に挑戦しようと思い1人で運転したら頭クラクラきた。メンバーには作業に集中してもらう、ここからが勝負だ。

朝も早いので昼前まで休憩と仮眠。

そして11時頃からレコーディング準備開始。

f:id:hostage:20190917134644j:plain

ドラムの音決めなどから。

f:id:hostage:20190917134914j:plain

今回のアルバム、敏腕エンジニア岩谷"KC"啓士郎氏。この後姿の安心感。

f:id:hostage:20190917141443j:plain

リズム隊の2人、ベースのキャプテンが加入して約7年、ドラムの吉木が加入して約1年。2人の息も合ってフレッシュなグルーヴが今のMEAT EATERSの強力な武器になっていると思う。

f:id:hostage:20190917135130j:plain

メンバーが固まり、10年以上ぶりのアルバム制作。前作CDR作品収録曲の再録も含むが、新譜として十分なヴォリューム/内容のアルバムになると思う。ジュンペイさんのこの嬉しそうな顔が見られただけで、今回レコーディングとリリースに関われてよかったなと思えた。

1ファンとして完成がとても楽しみだ。初日は3曲ベーシックを録り、4曲目の音の調整までで22時頃作業終了。初日からスムーズに進行している、この調子で3日間駆け抜けたい。

f:id:hostage:20190917073259j:plain


BGM : MEAT EATERS / 本日録音のベーシックラフミックス

歌も何も入っていないが、既にかなり良い。ジュンペイさんのギターの音だけで白飯3杯食える。